CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

2018年12月18日

空き家を活用したゲストハウスの運営

kinjousann.jpg

体験型ゲストハウス「danon(だのん)」オーナー 金城愛 氏(愛知県 東栄町)

今、最先端のライフスタイルを発信する某雑誌出版社提供のWEBサイトの最も話題8つのキーワードのうち「おすすめの宿」「リノベーション」「古民家」「ローカル旅」「移住」の5つ該当するのが、金城愛さん。愛知県の東栄町に移住し空き家を利用した農家民宿(ゲストハウス)を運営しています。昨年度から展開する農林水産省、『農泊』事業においても要となるのは農家民宿。農村の魅力を若者ならではの目線で巧みに活用して、自身の生活基盤を構築している様子は、起業家そのもの。
金城さんは、3年前に「奥三河で暮らすように遊ぶ」をコンセプトに「体験型ゲストハウスだのん」を立ち上げました。山村の魅力に惹かれた理由、そしてその地で生活するために、選んだ「農家民宿業」、さらに、その農家民宿を開業するために、空き家をリフォームするに至った経緯など、農村の関係者には、若者を引き寄せるヒントに、都会に人々には、農村の生活や文化の本当の魅力について考えて、農村に関心を持つ若者等に向けて発信し、農山漁村に移住や起業への心構えを構築するのにも貢献しています。
地域にとっても、空き家の増加、農業関係者の高齢化が進む農山村にとって、この農家民宿が農村地域での起業や現金収入の確保に大いに期待されるは自明の理、しかし、よそ者が農山村で活躍するには、見えない障壁もあるように思います。金城さんが成功しているのは、一二も二にも地元の人との良好な関係づくりがあげられます。もちろん金城さんの努力だけでなく応援してくれる人があっての成果ですが、人間として心遣いがよその人、地域の人双方にとって豊かな実りがもたされることがわかります。
また、金城さんのこれまでの仕事などで得たノウハウや行動力などが農山村でも十分発揮されることがわかります。肩肘はった起業ではなく、地域の自然や文化など都市には無い魅力を皆で楽しむといった姿勢が無理のない形で東栄町の魅力を創り出しているのではないかと思います。
実際に、ドマーニのゲストハウスには、多くの都市の若者や地域の若者も集まり楽しくイベントを行なったり交流しています。
こうした集まりのなかから、新たに自然あふれた農山漁村で新たな夢を叶えたい若者達に注目され農山漁村地域での定住促進とインバウンドなど地域経済の牽引車としても期待されます。

■農山漁村ビジネス事業化のヒント
体験型ゲストハウス「danon」を起業するにあたり金城さんは、事業計画書をまとめています。
@事業構想
・体験型ゲストハウスdanonの事業構想
・事業スキーム、グリーンツーリズム
・グリーンツーリズムを構成する5つの機能
A開業にあたっての申請・許可・手続き等
・体験型ゲストハウスdanonの場合
B体験型ゲストハウス運営内容
・集客方法
・チェックインからチェックアウトまでの流れ
・料金システム
・集客状況
・体験プログラムについて
・四季折々の山里の暮らしをメインにした体験
・体験活動におけるリスクマネージメント
・体験以外のイベント、地域との連携等
Cアンケートの結果

事業の構想を立てるのに鍵となる8つの項目はそれぞれが関係し合っているため、目的やテーマに沿った内容で事業構想を組み立てていくことが必要です。特に「事業を行う目的は何なのか」と「ターゲット」は大事でイコールでもあり、「何をどのように」は「誰がそれを行うか」と「どこでそれを行うか」を合わせて考えなければなりません。ここで最後に難しいのは「いくらでそれを提供するか」です。周辺地域の動向から金額を設定し「ターゲット」像を具体的に構築し慎重に検討しなければなりません。事業構想を具体的に立てる事によって周囲も協力しやすくなります。なぜそれを行わなければならないのか。
納得のいくまで事業構想を練り上げましょう。
Cのアンケート結果は、実際に運営しお客様が何に満足し、何を改善すべきか意見等を経営者として把握するために必要なものです。お客様と接した時に感じる様子とともに、より良い経営を目指すために重要な作業です。

次は、事業構想の8つの項目と何を検討するのか示します。
@事業構想
・この事業を行う目的は何なのか
(何の為にそれをするのか)
・誰がそれを行うか
(自分だけなのか、誰かと一緒にやるのか)
・何をどのように
(手段)
・ターゲット
(想いを届けたい人は誰?)
・どこでそれを行うか
(場所)
・何にこだわるのか
(コンセプト)
・いくらでそれを提供をするのか
(金額)
・いつからするのか
(具体的なタイムスケジュール)

体験型ゲストハウス
https://danon-toei.com/

posted by オーライ!ニッポン会議 at 17:42| コミュニティビジネス