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募集中:「未来に残したい草原の里100選」12月15日締切
オーライ!ニッポン会議代表 養老 孟司代表が審査委員を務めている草原の里100選が
応募者を募集中です。
人と自然の関わりの中、「草原の里」で培われてきた知識や技術、人々の想いを共有し、次世代へ受け継ぐため、国内に残されている「草原の里」を選定する事業です。
自薦・他薦を問わず、応募できます。
ぜひとも積極的に応募していただくとともに、関係機関への案内や呼びかけへのご協力をお願いいたします。
選考委員長の湯本貴和先生は、草原が失われることは、草原性の動植物が絶滅の危機に瀕するだけでなく、草原に関する地域の歴史や文化、人々の記憶や知恵、絆までが失われてしまうことを意味します。
「草原の里100選」は、それぞれの地域が草原を生かした地域づくりを競い合い、その輝かしい成果を顕彰する場ではなく、むしろ共通の課題を抱える地域が互いの実践やアイデアを学び合い、共に未来へ進んでいくための仲間探しの場でありたいと思います。とメッセージしています。
■「未来に残したい草原の里100選」の詳細は、http://sato.sogen-net.jp/
■主催:全国草原の里市町村連絡協議会(会長 太田長八 静岡県東伊豆町長)
■後援:環境省、静岡県、公益財団法人日本自然保護協会
一般社団法人日本茅葺き文化協会、一般社団法人 全国草原再生ネットワーク
■選定対象となる「草原の里」
対象となる「草原の里」は、応募時点で実際に草原が存在している地域に限ります。
たとえば、
・伝統的な利用や管理を受け継ぎ、続けている
・草原からの恵みが、地域の食生活を豊にしている
・少子高齢化や人口減少など、日本の社会課題の解決に草原での取組が関わっている
・草原があることが地域の魅力となり、住む人も訪れる人も幸せになっている
・草原での営みが、地域間のつながりを生み出している
・新たな技術で草原の価値や管理を向上させている
■応募対象者
日本国内に拠点を置き、草原と関わっている民間団体や個人、
または地方自治体が応募いただけます。
民間団体や個人が応募する場合には、地方公共団体の推薦を得た上でご応募ください。
法人格の有無や、営利・非営利(NPO等)の形態を問いません。
但し、公序良俗に反する等、社会通念上不適切な団体は除きます。
■応募締切:2021年12月15日(水)15時必着
■一次審査:2021年12月15日(水)〜
■最終選考:2022年2月〜3月
■結果通知:2022年4月
■表彰式の準備
・現地取材、追加書類の提出等
■表彰式・シンポジウム:2022年秋
■応募要領 http://sato.sogen-net.jp/application/requirements/#4kk
■お問い合わせ
全国草原の里市町村連絡協議会 事務局
E-mail:sogen100@sogen-net.jp
〒413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3354 東伊豆町 企画調整課
TEL:0557-95-6202
■選考委員:
安藤邦廣(里山建築研究所主宰)
太田長八(静岡県東伊豆町長・全国草原の里市町村連絡協議会会長)
高橋佳孝(一般社団法人 全国草原再生ネットワーク代表理事)
長沢裕 (タレント・日本環境教育フォーラム理事)
町田怜子(東京農業大学地域創成科学科准教授)
湯本貴和(選考委員長・京都大学霊長類研究所教授/所長)
養老孟司(東京大学名誉教授)
■草原の里100選とは
かつて日本の暮らしは、草原によって支えられてきました。
茅を使った建築物は縄文時代から使われはじめ、農耕が始まれば、物資の運搬や耕作などの使役を担った草原は、農耕用の牛馬の飼料、茅葺き屋根の材料、ワラビやセンブリなどの食物や薬草など、多くの恵みをもたらしました。
また、秋の七草を愛で、盆には草花を備えるなど、豊かな心情や文化も醸成してきました。そして生活に必要な草原を維持するため、利用のルールや、山焼きや野焼きなどの技術が、日本各地で生み出され、引き継がれてきました。
しかし、高度経済成長期以降、草原は国土の1%にまで激減しています。
一方、観光資源としての価値が高く、多くの希少動植物が暮らし、さらには水源涵養や二酸化炭素の固定能力が高いなど、新たな価値が見直されています。
また、草原のある里で育まれてきた「過去のものと思われていた」技術や知恵こそが、これからの持続可能な社会を実現するために欠かせないものであることが分かってきました。
全国に残る草原とその里に光を当て、人と自然の関わりの中、「草原の里」で培われてきた知識や技術、人々の想いを共有し、次世代へ受け継ぐため、「草原の里100選」を選定することとしました。
地域における草原と向き合い方は、地域から草原への働きかけと、草原からのフィードバックの繰り返しによって、経験的に紡がれてきたものです。
人と自然との、長年にわたるやり取りにより、地域に蓄積された知識・意識・技術こそが草原の里が持つ価値です。この価値あるものを「共創資産」と捉えました。
各地の草原の里に残る「共創資産」を日本全体で共有し、活用していくことで、次世代に希望のある自然共生型の社会をつくることが「未来に残したい草原の里100選」を選定する目的です。
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タグ:水源涵養 観光資源 都市農山漁村交流活性化機構 草原の里100選 未来に残したい 草原は国土の1%にまで激減 共創資産 全国草原の里市町村連絡協議会 希少動植物 二酸化炭素の固定能力 新たな価値 自然共生型の社会 養老孟司代表
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