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2021年11月26日

薬用作物栽培が新たな中山間地域の産業として期待される

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薬用作物栽培が新たな中山間地域の産業として期待される

漢方薬の原材料はほとんどが中国からの輸入に頼っているのだが、
中国の経済成長、日本国内の漢方薬の需要急増で、
国内での薬用植物(薬草)の栽培が広がっている。
かつては、国産と中国産の価格差が大きかったが中国産の価格が高騰しており、
また医療現場での漢方薬の需要は高まりなど漢方薬の人気は続いている。

そこで、農林水産省も薬用作物の栽培促進を進め、薬用原材料としての栽培のみならず、
薬草園やハーブ園などの集客や交流ツアーなどのアイデアや加工品製造販売などの
6次産業化もプランあり地域活性化への期待も膨らみ、今注目の取り組みだ。

農林水産省では、国内の漢方製剤等の生産金額が拡大するなか、
原料となる生薬の国内での生産拡大が求められているので、
薬用作物の産地化を志向する都道府県・市町村の担当者・生産者等が、
薬用作物の生産、需給等の情報について共有し、
産地化希望者と実需者のマッチングを図るために、
9月から11月にかけて、
「令和3年度 薬用作物の産地化に向けた地域説明会および相談会」を
オンラインのみとオンラインと併用で、東京、福岡県など計4回開催した。
2回目以降は、各地の生産団体の取組紹介、
生産団体および実需者によるパネルディスカッションが行われた。

※ 配布資料や講演動画が得られるサイトはこちら
 https://www.yakusankyo-n.org/event/e2021.htm


農林水産省の「薬用作物(生薬)をめぐる事情」の資料によると
https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/yakuyou/attach/pdf/yakuyou-18.pdf

○漢方製剤等の原料となる生薬の年間使用量は約27千トン(H28年度)。
 このうち、国産は約2,9千トンと全体の約11%。
○ 漢方製剤等は医療現場におけるニーズが高まっており、その生産金額は直近5年間で
 21.8%増加し、1,927億円(平成30年)。
 その原料となる生薬の需要量は、今後とも増加が見込まれるところ。
〇 原料となる生薬は、約8割を中国産が占めているが、
 価格の上昇などにより中国産の確保が難しくなる中で、
 原料生薬の安定確保のため国産ニーズが高まっている。としている。

農林水産省 薬用作物のページ
https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/yakuyou/yakuyou.html

※ 別の資料(ある産地の関係者)には、薬草栽培のメリットとして
1 契約栽培、安定収入が得られる。
2 自然災害、獣害に強い。
3 冬場の仕事になる。
4 作業に時間的余裕がある。
5 必要経費が少ないと
所得が安定し冬季の仕事、周年雇用など、
主要農産物栽培を補う形として適しているのではとしている。

因みに、我が国の農業総産出額8兆8,938億円(令和元年)

・畜産 3兆2,107億円(36%)
・野菜 2兆1,515億円(24%)
・米  1兆7,426億円(20%)
・果実   8,399億円( 9%)
・花卉   3,264億円( 4%)
・いも類  1,992億円( 2%)
・工芸作物 1,699億円( 2%)※薬用植物
・その他  2,536億円( 3%)

野菜は、我が国の農業総産出額の1/4程度を占めている。
また、野菜のうちトマト、いちご等の10品目で、
野菜の産出額全体の6割程度を占めている。
野菜産出額2兆1,515億円の内訳は、

・トマト   2,154億円(10%)
・いちご   1,829億円( 9%)
・ねぎ    1,329億円( 6%)
・きゅうり  1,326億円( 6%)
・たまねぎ    917億円( 4%)
・キャベツ    913億円( 4%)
・ほうれんそう  856億円( 4%)
・なす      851億円( 4%)
・レタス     794億円( 4%)
・だいこん    772億円( 4%)
・その他   9,774億円(45%)

農林水産省「野菜をめぐる情勢」令和3年4月
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/attach/pdf/iyfv-38.pdf


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posted by オーライ!ニッポン会議 at 00:05| コミュニティビジネス