春になると兵庫県の親戚から、いかなごのくぎ煮をうよく送っていただいた。
甘辛く生姜の香もする、ふわっとした小魚の佃煮。
ご飯の上にのせると、ご飯が何杯も食べたくなる最高の直材である。
年々、漁獲力が少なくなり、市場(魚屋)でも量が少なく、
高価になってきたと嘆いていたところ、
NHKのニュースに、いかなごの不良の理由が紹介されていたのだ。
(安かった時も大量に買う人がいたり、
量が少なく高価になっても、すぐに売り切れるらしい、
原価が高くなり希少価値がでると、贈り物の価値も急増する
出かけの行きに魚屋により、いかなごあったな少し高いな、どうしようか?
荷物になるし帰りに寄ろうと迷って帰りに買おうとしたら、もう売り切れていて
後悔したとか、チャンスを失うと、次はいつ入るかわからないとか、
嘆きのなかにも、なかなかワクワクするドラマがあるである)
NHKのニュースを読んで驚いた。
自分の想像していた理由とは真逆だったのである。
いかなごは、世界中にいる小魚で、どこでも獲れるのだが、
この佃煮は昔から兵庫県の瀬戸内の味として庶民に親しまれていた。
何度も煮詰める、煮詰めている最中はいじらない、
形が崩れるからと、手間暇がかかるのだが、
(手間だけでなく、タイミングと経験が物を言い、
今年は美味く炊けたとか、いま一つだとか難しいらしい。)
家庭ごとに微妙に味付けも代わり、春を楽しむ、
そう高校野球を見ながら食べる味だったのである。
関東ではあまり食べる習慣がかなったので、
なれた味でないので、お裾分けしてもあまり喜ばれず
親戚連中の間では、東京もんは、あまり喜ばないから、
あげるのはもったいないと言われていた。
(この味わいがわからない?といなかごを評価しないのは、かなり悔しいらしい)、
だから本当に美味しかったことを相手に伝わるように
する表現方法を学んだ。
そのうちに、生の販売だけでなく、忙しい家庭向けに、
お魚屋さんや生協でも煮付けた完成品を売るようになったのだ。
昔は大量に炊いていたのだが、価格も高くなったので、
高級品に昇格して、なお地域の味として喜ばれていた。
解決に向けた取り組みまで掘り起し紹介している
ふるさとを想い馳せさせる、とても良いニュースであった。
やはり懐かしい。とても懐かしい。
NHKニュースビジネス特集
【兵庫県民熱愛のイカナゴ 不漁の意外なワケとは?】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210316/k10012916091000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001
関連情報 NHK WEB特集【“きれいすぎる海”で、いま何が】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210325/k10012933301000.html?utm_int=news_contents_tokushu_006
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