
深く考える
2月27日、28日開催予定の【思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ(参加無料)】は、定員に達したので、参加申込を終了しました。
このオンラインワークショップは、2日間にわたり深く考え、自分のなかから新たな発想を引き出す方法を学ぶものです。
思考法・発想法を鍛えるオンラインワークショップ(参加無料)
https://blog.canpan.info/ohrai/archive/370
講師の山浦晴男先生は、ちくま新書から「発想の整理学 AIに負けない思考法」を出しています。本ブログ 2020年07月29日に紹介 https://blog.canpan.info/ohrai/archive/311
この本の第3章「実態の把握を踏まえ、深く考えるための【Aロジカル・ブレスト法】」と第4章は、「問題や課題の解決策や何らかの結論を導くための【Bコスモス法】と呼ばれる企画立案の手法を実践的に学ぶというのが、今回のワークショップ次第から想像しています。
では、ロジカルブレス法とは何かということですが、山浦先生は、物事を深く考え発想を導く原理は、次の4つのタイプであるとしています。
A.矛盾型アイデアタイプ
B.連想型アイデアタイプ
C.矛盾型掘り下げタイプ
D.連想型掘り下げタイプ
A.矛盾型アイデアタイプは、
@ ある状態、状況(問題や課題)の情報から
A @に対して「そうはいうが」、「しかし」という接続詞を用いて
「反対、対立、矛盾」を思考して、
B 「そこで」、「それなら」という接続詞に導かれて考えて、アイデア出す。
B.連想型アイデアタイプ
@ ある状態、状況(問題や課題)の情報から
A @に対して「そうはいうが」、「しかし」という接続詞を用いて
「補足、追加、連想」を思考して、
B 「そこで」、「それなら」という接続詞に導かれて考えて、アイデア出す。
C.矛盾型掘り下げタイプ
@ ある状態、状況(問題や課題)の情報から
A @に対して「そうはいうが」、「しかし」という接続詞を用いて
「反対、対立、矛盾」を思考して、
B Aに対する「とすると」という接続詞により、
掘り下げ、気付き、解釈、仮設を導き出す。
D.連想型掘り下げタイプ
@ ある状態、状況(問題や課題)の情報から
A @に対して「そうはいえば」という接続詞を用いて
「補足、追加、連想」を思考して、
B Aに対して「とすると」という接続詞により、
掘り下げ、気付き、解釈、仮設を導き出す
人は、「そうはいうが」、「しかし」という言葉を聞いたり見たりすると、
次にくる内容は、前のことを否定することだなと思いつきます。
というように、山浦先生は、思考の流れが3角形になっており、
それを繋ぐ接続詞が私たちを深く考える思考に導くと述べています。
ご興味ある方は、ちくま新書の「発想の整理学」AIに負けない思考法(著者:山浦晴男)をお読みになっていはいかがでしょう。
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