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2020年12月11日

【大学・地域連携のあり方を考える】(オンライン開催)農村計画学会2020年度秋期大会シンポジウム開催案内

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農村計画学会は、豊かで美しい農村環境と、活力と魅力にあふれた農村社会の創出をめざす教育・研究者、行政実務者、技術者および地域生活者の交流・啓発の場として1982年に発足しました。
 社会、経済、法律、建築、土木、緑地、地理、環境科学など様々な分野を専門とする会員による学際的な交流を通じて、学術研究のみならず、調査やセミナーの開催、農村整備政策へのコミットなどの多様な活動を展開しています。
 2020年度秋期大会は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、当初計画した宮崎大学 (通常形態) での開催ではなく、オンライン形式で開催することにいたします。シンポジウムは無料で参加できます。

農村計画学会2020年度秋期大会シンポジウム開催案内
テーマ:大学・地域連携のあり方を考える
日時:2020年12月19日(土)13:00〜17:00(オンライン開催)
費用:無料
趣旨:
 農山村の高齢化・過疎化が進行する中、地域に直接的に貢献する主体として大学が期待されるようになり、全国各地で、大学と地域の連携する取り組みが進められ、「地域」を冠する大学の学部・センターの設立なども目立つようになった。
 しかし、大学・地域連携の具体的実施については、地域住民、行政、大学など、連携する多様な主体の期待や立場等が交差し、必ずしもそれ ぞれの期待が満たされつつ進んでいるとは限らない。
 宮崎県においても、2016 年に地域資源創成学部が新設され、県内の 9 大学・高専が連携するCOC+事業などが展開するなど、大学・地 域連携が進んでいるが、戸惑いも含め様々な思いが交錯している。
 そのような中、地域と大学の間で、ゆるやかな「相思相愛」の関係にあるかもしれない連携がある。
 宮崎県北部に位置する高千穂郷・椎葉山地域がFAO世界農業遺産(以下、GIAHS)に2015年12月に認定されたことを契機に始まった大学・地域連携である。
そこで、多様な専門性 を持つ宮崎大学地域資源創成学部及び農学部の研究者と宮崎県庁職員から構成される十数名のGIAHS研究会メンバーは、(時には大学生を伴いつつ)条件不利地のGIAHS 地域に入り地域関係者(自治体、民間、社会組織、教育機関、地域住民など)とつながり、研究・教育等に携わってきた。
 なぜ、高千穂郷・椎葉山地域でこのような連携が続き、深まっていているのか。
本シンポジウムでは、この事例をとりあげ、農山村の未来を地域と大学がとも考え、
ともに力をつける関係性を築く連携のあり方について、議論を深めていきたい。

プログラム:

1.開会挨拶 13:00〜13:05
2.第I部 講演・事例報告
 講演1 高千穂郷・椎葉山地域がつなぐ大学・地域連携
   西 和盛 (宮崎大学) 13:05〜13:35
 報告1 多様な主体による協働 世界農業遺産
   高千穂郷・椎葉山地域活性化協議会 13:35〜13:50
 報告 2 地域に誇りをもつ人づくり
   戸敷 二郎(五ケ瀬中学校校長) 13:50〜14:00
 講演 2 バウンダリー・オブジェクトとしての世界農業遺産−関係価値の創造−
   阿部 健一(総合地球環境学研究所) 14:00〜14:30
 報告 3 GIAHS 認定地の試行錯誤−実務者の課題と希望−
   嶋田 奈穂子(総合地球環境学研究所) 14:30〜14:45

3. 第 II 部
 総合討論 15:00〜17:00
  コーディネーター 藤掛 一郎(宮崎大学)
  コメンテーター  中塚 雅也 (神戸大学)

4. 閉会挨拶 17:00

5.シンポジウムを含む学会の詳細及び申込は下記のサイトから
 http://rural-planning.jp/events/autumn/2020-notification/



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posted by オーライ!ニッポン会議 at 18:18| 犬も歩けば棒に当たる