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2020年07月29日

考えることは人間らしさの重要な要素! 「発想の整理学 AIに負けない思考法」山浦晴男 ちくま新書

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考えることは人間らしさの重要な要素!
「発想の整理学 AIに負けない思考法」山浦晴男 ちくま新書

本ブログの地域再生寄り合いワークショップでおなじみの山浦先生が新書を発行した。
ちくま新書では、前書「地域再生入門 寄りあいワークショップの力」2015年11月10発行以来になる。地域再生入門から5年、先生が本を執筆されているのを知っていたので刊行を楽しみにしていた。

山浦晴男先生の師匠は、KJ法の創設者で著名な川喜田二郎先生。
川喜田二郎先生のKJ法については、『発想法 創造性開発のために』、『続発想法 KJ法の展開と応用』中公新書の大ベストセラー(共に中公新書)はあるので読まれた方も多いであろう。
山浦晴男先生は、川喜田二郎先生が主宰する研究所に属し長い間、川喜田二郎先の下でKJ法の普及と研究に携わってきた後、独立し企業の人材育成や地域再生の支援、看護系を中心とした質的研究の支援に携わってきた。

山浦晴男先生の前書「地域再生入門 寄りあいワークショップの力」では、全国896市町村は、本当に消滅してしまうのだろか?という問題意識からはじまり、行政や政治をいくら批判しても始まらない。自分の生活や地域を良くする(地域再生)ためには、自ら立ち上がり取り組むための、基本哲学、ビジョン、具体的な手立てを取りまとめ多くの人を巻き込んでいくための事例とともに実証的に述べ、誰にでも取り組めるための実践の入門書として世に送り出した。

爾来、先生は、各地で地域再生寄り合いワークショップの取り組みを進めるとともに、その基礎となる考え方、発想や論理的に考える手法について、深く堀下げて、世の中の多くの人々に使ってもらいために解説するために出されたのが本書「発想の整理学」。
AI(人口知能)が社会に取り込まれるようになり、人間は何をしたらよいのか昨今話題になっています。そういう世情を反映して人間本来の知性で取り組むことがまだまだ多々あると、山浦晴男先生オリジナルの発想法を丁寧に解説している。

第1章は、「AIに負けない仕事とは何か」
第2章は、「AIの急速な進展がもたらす社会の混乱や混沌とした状況を脱する方法としてKJ法を再検討し再評価して、KJ法に準拠した【@質的統合法】を用いて、誰もが使うことができる方法の解説。
第3章は、「実態の把握を踏まえ、深く考えるための【Aロジカル・ブレスト法】」
第4章は、「問題や課題の解決策や何らかの結論を導くための【Bコスモス法】と呼ばれる企画立案の手法を解説。
第5章は、「先の@、A、Bの三つの発想法の練習法の解説と習得の道筋」と高度情報社会、AI時代に生きる我々の発想法の使い方を説明している。
今年の夏は、庭の雑草刈と読書に努めたい。晴耕雨読
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posted by オーライ!ニッポン会議 at 11:15| 住民主体のワークショップ