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2020年03月19日

耕す。農業においては、最も重要な作業ですが、その耕す農業が変わりつつあります。

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耕す。農業においては、最も重要な作業ですが、その耕す農業が変わりつつあります。
土壌のためにも不耕起栽培の方が良いという考え方です。
昨年(2019年)の日本国際賞に米オハイオ州立大学特別栄誉教授のラタン・ラル博士が選ばれました。
同賞は、わが国の国際科学技術財団が、科学技術において、独創的・飛躍的な成果を挙げ、その進歩に大きく寄与し、人類の平和と繁栄に著しく貢献する業績を成したと認められる人をJapan Prize(日本国際賞)をもって顕彰する事業です。
ラタン・ラル博士は、耕さない農業(不耕起農業)が土壌を守るとしています。
2050年までに98億人に達するとされる地球上の人口を養う食糧をいかに確保するか農業を行う土壌の浸食劣化を避けるという研究の成果です。
簡単に言うと、土壌は岩石などが風化し、細かく砕かれ、砂になり、そのうえに直物が少しづつ増え、その植物が枯れて微生物が長い時間をかけて増加し「腐植」と呼ばれる有機物ができあがるのですが、この団粒化するのに数百年の時間がかかるのです。
土壌を耕すと酸素の供給が増えて微生物活動が活発になり、さらに有機物の分解が促進し、分解された有機物が栄養となり農作物が良く育ちます。
しかし、長い年月をかけて土壌中に蓄積された有機物は農作物に変えるるために、肥料の使用などにより生産性を上げることで、土壌中の有機物の減るスピードが加速されてしますのです。
また大気中の二酸化炭素の炭素を土壌に戻すこともできるのです。持続可能な農業方法として注目されているのです。
安定した生産を確保するために、土壌劣化、土壌侵食を避け、かつ作物を用いて大気中の二酸化炭素を土壌へ隔離するためには、不耕起農業が良いということなのです。
ちょっとしたカルチャーショックですね。!

ラタン・ラル博士は、持続的な土壌管理手法を提唱・実践しており「糧安全保障強化と気候変動緩和のための持続的土壌管理手法の確立」という業績で選ばれた。
https://www.japanprize.jp/prize_past_2019_prize02.html
posted by オーライ!ニッポン会議 at 15:54| 犬も歩けば棒に当たる