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2019年11月20日

天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず。その1

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1.やる気が起こるパワーの醸成が地域組織形成と人材育成に極めて重要

 かつて農山漁村では集落の構成員のほとんどが農家・漁家・林家で構成され水利や森林、漁業などを共同して管理して営農を行う必要があったことから集落単位の自治組織がさまざまな機能を有し共通の目的をもちながら活動をしていたが、現代は、農山漁村においても農家以外の人が住むようになり、地域を構成する人々の考え方も多様化するようになっている。
 
 また、市町村合併や第3セクターの赤字経営への不安から地域産業の担い手は行政主導から地域活性化を目的とするNPOや自治組織等へと主役の交代が進められている。

 さらに、農林漁業従事者の高齢化により農山漁村の資源を活かしたコミュンティ・ビジネスは、意欲のある女性グループや経営的センスを有するリーダーの存在に支えられている。
 都市と農山漁村の交流活動(事業)は、農山漁村地域の6次産業化を促進し、グリーン・ツーリズムにおいても、生きがいのための活動から地域コミュニティの存続のためのビジネスへと大きく変化している。
 
 農山漁村コミュニティ・ビジネスとは、農山漁村コミュニティにおいて、コミュニティの資源を活用して、コミュティの維持発展の役割を担う活動である。
持続可能であるためには、補助金や交付金になるべく頼らず自ら収益を確保して持続しなければならない。

 一方、通常のビジネスと異なるのは、利益を出すことよりも、地域への貢献という使命が優先され、そのことから、地縁、知縁を総動員した取り組みが求められている。
 農山漁村コミュニティ・ビジネスは、取り組みに至った理由から、地域の状況、具体的な活動内容、活動の成果や今後の展望など多種多様な事例が存在する。(注1.)

 課題や問題が深刻なればこそ、それに対処しようという強い目的意識を持ったリーダーが生み出され、時間をかけて一歩一歩前進している。初めからカリスマリーダーではなく、活動を通して、信念・自信を増してカリスマとなっているのではないか。それでは、そうしたリーダーが生み出され、独自な取組を生み出す地域となるには、何が必要なのか。

 少なくとも過疎化高齢化農林漁業の不振に悩む農山漁村地域において、課題や問題を糧に地域の資源を活かし、地域住民のやる気を起こしながら事業を展開する初期段階においては、諦めない、愚痴らない、嘆かないの3無いと、仲間と楽しく、無理なく稼いで嬉しく、そして地域を美しく次世代へ継承するという3しくの共通キーワードが成功の秘訣と考える。
 自分もとやる気が起こるパワーの醸成が地域組織形成と人材育成に極めて重要となっている。

 注1.一般財団法人 都市農山漁村交流活性化機構では、農山漁村地域が再生するためには、新たな視点に立った総合的な地域活性化策が求められており、またこれを担うコーディネーター等の人材育成が急務となっていることから、農産物直売所、農家レストラン、農家民宿、廃校活用、市民農園、鳥獣害対策、地域資源を活用した特産品開発、子どもを対象とした農山漁村生活体験活動、グリーン・ツーリズム等の取り組み事例や人材育成、IT等の情報発信方法、交流活動の集客方法など都市農村交流に関わるノウハウなどをテーマに、農山漁村コミュニティ・ビジネスセミナーを平成22(2010)年から令和元(2019)年11月時点で139回開催した。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 13:47| コミュニティビジネス