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2019年05月25日

長い目で、深く考えてコンサルタントを上手に使いましょう。

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コンサルタントの役割
コンサルタントは、専門家として助言を与える人の事。
実際の仕事上では、さまざまな分野において、次のパターンに分かれて仕事をしている。

1.組織や事業を実施するうえで困ったこと、課題を解決する。

  例えば、地域振興については、農業の振興や農業の推進を助ける6次産業化がある。
  6次産業化とは、生産の1次産業から、加工品製造の2次産業化、
  さらに、商品の販売促進や農林漁業体験などのサービス産業化などを掛け合わせて
  6次産業化と呼び、サービス化まで手掛けることで、農林水産業を中心とした1次産業を
  支えるもの。
  その6次産業化にあたって、具体的案企画立案や事業化への課題に対して解決策などを
  提案する。もちろん、農業の部分、加工の部分、販売促進、サービス化などの各部分に
  おける課題を解決することもあるし、全体を通して地域産業化を考えることもある。
  また、コミュニティ・ビジネスを始めるにあたって、地域資源をどうさがすか、
  誰が行うのか、どう行うのか。何が課題なのか、またその課題解決に当たっては、
  その事業が成り立つのかの事業化調査や市場はあるのかのマーケティング調査を
  する場合もある。課題の整理ができていない場合は、課題整理からはじめる場合もある。

2.新たな事業の企画を練る、事業実施上の仕組みを構築するなどの計画立案の支援

  例えば、6次産業化で取り組んだ農林水産物や加工品などの販売促進の課題に対して、
  具体的案プロジェクトを提案しそのプロジェクトそのものを実行や手配を請け負う。
  1.と異なるのは、業務の実行を担うこと。
  しかし、実行を委託する以上委託費は常に必要となるので、金の切れ目が縁の切れ目。
  外部依存になりがち。
  次の3.の人材育成のうち、そのプロジェクトそのもののオリジナルで作る
  計画支援もある。
  例えば、特産品開発の販路開拓支援の一つとして通販を行う、
  あるいは、市町村の東京事務所的な機能を担うなどさまざまな支援策はある。
  実行(プロモーションなども)や手配そのものを請け負うとそれなりの予算が
  必要となる。最も大事なのは事業の可能性調査。

3.専門的な知識や経験を教える。人材を育成のお手伝いをする。

  人材育成は研修などの形をとる。農林漁業体験などのインストラクターを
  育成する研修や農家が民宿を開業するための研修を行うなど、
  業務を行ううえで必要となる知識や経験を専門家から伝授するものである。
  専門家の派遣や研修そのものを請け負うこともある。
  人材育成は、組織づくりには必要不可欠な要素。
  人材を急に増やすことができない行政などは、
  2、のプロジェクトそのものを実行・手配を外部に出すケースが多いが、
  企業や団体など継続的に事業を実施するには、3.人材育成は鍵となる。

4.専門的分野の動向や方向性のアドバイス

  全国の農産物の直売所、廃校活用、農家民宿、グリーン・ツーリズムの商品化、
  農山漁村地域のインバウンド、農山漁村資源を活用したコミュニティ・ビジネスの
  動向や優良事例を講演などでアドバイスするという活動。
  あるいは、各種の団体がセミナーやシンポジウムで情報を提供する活動がある。
  地域振興分野においてもかつては、大学の先生が調査や講演などを担っていた。

1.と2.は課題を抱える地域側のニーズに対してオリジナルな
  取り組み方法を提案するもの。
3.と4.はコンサルタントサービスを提供する側の知識や経験を
 そのまま提供するもの比較的低コストで使うことができるという感じだ。

いづれにせよ、専門家を頼るにしても、丸投げはいけない。
せっかくの計画も調査も、それを理解するのには、時間も知識も経験も必要だ。
それを読みこなし批判ができるぐらいの経験値も必要だ。
内容の深いところで批判ができるようになれば、十分自分で事業ができるからだ。
高いお金を出してコンサルタントの知識経験を学ぶことからでも決して無駄ではない。
人材育成には、時間もお金もかかるのだから、
いまだからこそ、じっくりと実践的な学びが必要だ。
将来は、地域おこし協力隊の隊員のなかから優れたコンサルタントが生まれ、また彼らが
新たな人材を育成していくであろう。
息の長い人材育成の投資は重要であり、長い目でみてその投資は
彼らの活躍で、農山漁村地域の活性化という十分なリターンが得られると期待している。
posted by オーライ!ニッポン会議 at 06:29| コミュニティビジネス