世界的な人口増加、新興国の所得水準の上昇等により、世界的に農産物市場は非常に有力な成長市場と言われて久しい。
世界の食の市場規模現在340兆円、2020年には680兆円に倍増と予想されている。
特に、中国・インドを含むアジアは急成長しており、アジア全体の市場規模は、2009年の82兆円に比べ、2020年には229兆円へと約3倍増の予想している。
日本の農林水産物・食品の輸出額は、2012年約4500億円。2016年は7502億円。2018年の農林水産物・食品の輸出額は、前年に比べて12%増加し、9068億円となった。
政府が目標とする1兆円まであとわずかになった。
日本食の人気はアジアでも欧米でも高い。
日本食が世界無形文化遺産に登録され和食ブランドの価値向上から輸出増も大いに期待されている。
少し古い数字であるが、農業のGDPを主要5カ国を見ると、
第1位のフランスの対GDP比は1.8%、次いで第2位が日本の1.5%、
第3位米国1.1%です。第4位ドイツは0.9%、第5位英国は0.8%。
日本は先進国中第2位の農業GDP構成比を誇る。
発展途上国で、国土が広大な面積をもち、かつ人口が多い国はおしなべてこの対GDP比は高くなり、農業生産額第1位の中国は11.3%、第3位のインドは17.7%、第4位のブラジルは5.7%。
世界第1位の農業輸出国はアメリカだが、第2位オランダは、九州と同程度の土地面積で、
1位のアメリカ約10兆円に続く約7.5兆円と、世界第2位の先端農業大国である。(2008年の農業輸出額)
国内人口が減少する日本にとって、農産物の海外輸出は重要な販路であり、高付付加価値化された農産物は、輸出商品として日本の産業としても十分価値があると認識されつつある。
日本酒は既に海外での日本酒ブームなど話題となっている。和牛ブランドの牛肉やホタテ貝なども輸出品目の上位を占めている。
農林水産物・食品の輸出に関する統計情報
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_info/zisseki.html
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