地域おこし協力隊の若者から、地域おこしをいろいろ進めているのだが、なかなか地域の人々との連携が図りにくい、壁を取り払う良い方法がないかと相談され、住民自らが主役となって考え、課題の共有から解決策の提案、そして実行計画の立案までを検討し、まとめる寄りあい方式のワークショップについて、お話し資料を提供しました。
政府の地方創生でも、住民自身による取り組みが課題ということで、まち・ひと・しごと創生本部の「地域の課題解決のための地域運営組織に関する有識者会議 (第2回)」平成28年3月25日(金)が開催され、地域再生のワークショップの大家である山浦晴男先生が内閣府から参考人として呼ばれました。
先進事例等のヒアリングとして、発表した資料が公開されています。
本資料は、山浦先生が進めている地域再生ワークショップのテキストとして使われているもので、住民時自身が地域の課題を共有し、地域の課題を解決するための意見交換、アイデアの創出のためのワークショップの手法の全てが明らかにされています。
地域再生に取り組む関係者にもご参考になると思いますので、ご興味がある方は、下記のページをご覧ください。山浦晴男先生の資料がダウンロードできます。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/meeting/chiisana_kyoten/rmo_yushikisyakaigi/h28-03-25.html
因みに、山浦晴男先生は、【地域再生入門】寄りあいワークショップの力(ちくま新書 山浦晴男著)などでも、寄りあいワークショップの手法をあまねく公開しています。
地域再生や地方創生のセミナーを企画したり参加したりしていると、必ず課題になるのが、誰がやるのかという話。啓蒙的な考え方や実践手法の講座も大事だが、いざ地域の現状に即した取り組みをデザインしようとすると必ず、人がいない、リーダー不在、人材育成が必要という議論になります。それはその通りですが、ここで思考や動きをストップすると、結局コンサルタント頼りの悪循環に陥ります。
そこで、山浦晴男先生は、住民が自分の地域のことを自ら考え、立ち上がるためもの「寄合ワークショップ」の手法を公開し、実際に各地で指導をしています。全国どこでも、だれでも実践できる(特別なリーダーがいないという地域でも住民自身がやる気になる)ためのワークショップです。
山浦先生曰く、やる気になる(実際に動き出した地域の)打率は5割です。
都市農山漁村交流活性化機構では、平成25年度から山浦先生と一緒に地方再生「寄りあいワークショップ」に取り組んでおります。
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