【食品産業をめぐる現状と情勢の変化】
農林水産省新事業・食品産業部 2025年8月
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokusan/250804/attach/pdf/250804-02-9.pdf
食品産業は、わが国の産業の一部として、特に雇用の面で、地域産業の中核となっています。また生鮮食料品だけでなく、食品加工業など食をめぐる重要な産業として、輸出に向けても大いに期待されています。最近では、インバウンドの強化の一貫としても我が国の日本食分野の魅力の一端を担い、観光・交流事業の重要な資源として位置づけされています。しかし食品加工業は中小企業も多く、その多くは高齢化就業人口の縮小など、ハイテクを活用した構造改革が急務となっています。
◆生産額・最終消費額
食用農林水産物の生産額は10.9兆円、これに食品製造業(35.4兆円)等が付加価値をつけ、最終消費76.1兆円の市場を形成しており、食品産業は重要な役割を担っている。
◆国内生産額
2023年における食品産業の国内生産額は105.8兆円。全経済活動の国内生産額の約9%を占める。
◆地域の雇用
・食品産業の就業者数は833万人。全産業の就業者数の約12%を占める。
・各都道府県において、数ある製造業の中でも、食品製造業は従業員数の割合が高い。
特に、北海道や九州など1次産業が盛んな地域において高いシェアを占めるなど、食品産業は地域経済を牽引する重要な産業。
従業員シェア上位5県は、1.沖縄 47.2% 2.北海道 45.0% 3.鹿児島 34.5% 4.青森 28.2% 5.佐賀 26.9%
・全産業は、6,781万人
・産業別の就業者数では、サービス業は、2,683万人、卸・小売業は、1,045万人、製造業は、1,046万人。
◆国内生産額の推移
・食品産業の国内生産額は増加傾向で推移。
・2023年には、インバウンドの増加等もあって、新型コロナウイルス感染症の影響による落ち込みから回復。ただし、外食は回復途上。
◆国内のマーケットの縮小
・国内の市場規模は、人口減少や高齢化に伴い、縮小。
・総世帯の食料支出総額の推移を品目別にみると、生鮮食品への支出額が2040年には4分の3程度(100から75)に減少。
また、加工食品への支出額は増加(100から111)するが、一人当たり支出額が支出総額を上回っていることから、加工食品の消費量は減少する見込み。
・急速な需要の減少が、日本の食品産業に大きな影響を与えることは不可避であることから、新たなビジネスの創出が重要。
・2050年には65歳以上の割合が37.7%になる。
◆海外のマーケットの拡大
・世界の農産物マーケットは、人口の増加に伴い、拡大する可能性。
・日本の食品産業の持続的な発展を図るためには、世界の食市場を獲得していくことが重要
・世界の人口は、2050年には、98億人になる。
・飲食料のマーケット規模は、2030年には、1,360兆円になる。
・2050年の「フードテック」世界市場は、280兆円になる(三菱総合研究所)
https://www.mri.co.jp/knowledge/column/20240215_2.html
さらに政府は、17分野で日本成長戦略を重点投資を実施していこうとしているが、そのうちフードテックについては、以下の資料が参考になります。
【フードテックをめぐる状況】で詳細に
農林水産省大臣官房新事業・食品産業部 令和8年2月
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sosyutu/asset/meguji.pdf
※フードテックとは、生産から加工、流通、消費等へとつながる食分野の新しい技術及びその技術を活用したビジネスモデル
世界的な社会課題とフードテックの状況
・世界的な人口増加等による食料需要の増大や、気候変動・異常気象の頻発化など、食料安全保障上のリスクの高まりを背景に、食品産業においても、環境負荷の低減など、様々な社会課題の解決の加速が求められている。また、健康志向や環境志向など、消費者の価値観が多様化している。
・こうした多様な食の需要に対応し、社会課題の解決を加速するための、フードテックを活用した新たなビジネスの創出への関心が高まっている。
・こうした中、海外においては、細胞性食品等のフードテックを活用した食品の販売が始まってきている。
1.日本発のフードテック
2.フードテックの主な分野
・持続可能な食料供給の実現(新たなたんぱく質源の活用)
・持続可能な食料供給の実現(フードロスの削減)
・食品産業の生産性向上(農業・水産業のスマート化)
・多様なニーズを満たす豊かで健康な食生活の実現
3.フードテック官民協議会における取組
・フードテック推進ビジョンの概要
・フードテック官民協議会の取組及び各部会の活動
・フードテック官民協議会の令和6年度の活動実績
・フードテックの地域コミュニティとの連携
・ビジネスコンテストの開催
・フードテックビジネス実証事業事例
- 地域と地方大学が連携して、地域における若..
- 令和8年度予算において実施が予定(政府が..
- 令和7年度の(一財)都市農山漁村交流活性..
- オンライン会議と対面会議
- 農林水産省農業関連産業の動向 『令和5年..
- 江戸時代から続く農村の「技」これがコミュ..
- 第152回農山漁村コミュニティ・ビジネス..
- 先進的な活動を共に学ぶ農山漁村コミュニテ..
- 6/11【オーライ!ニッポンとふるさとプ..
- 新たな「食料・農業・農村基本計画」の気に..
- いつどこで、何が起こるかわからない、災害..
- 「廃校が歩む第二の人生」全国で進む廃校活..
- 「農山漁村におけるコミニティビジネスの考..
- 農村RMOと農山漁村コミュニティ・ビジネ..
- 「ことてん」情報の海の中で泳ぐ利用者
- 直観力とコミュニティビジネス おいしさが..
- 都道府県別の漁業生産関連事業の年間販売(..
- 全国の農家民宿の都道府県別の実態
- 全国の農家レストランの都道府県別の実態
- 都道府県別農業産出額