8月15日(月曜日)
今日は、久しぶりのハノイへ。夕方の便なので、3時半までは日本財団で仕事をして東京駅から成田エキスプレスに乗ることに。
自宅から財団までは、出張用の荷物を持って電車に乗るので、ラッシュアワーを避けて、9時半過ぎに家を出る。
財団での会議は、9月末に行われる日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムに関連するもの。3時半に終えてすぐに出るつもりが、荷物をまとめるのに手間取り、財団前に待たせてあったタクシーに飛び乗ったのは3時40分。
<ホームにはもう成田エキスプレス>
東京駅に急いだが、途中、渋滞こそなかったものの信号待ちや、東京駅まえの工事による迂回などで予想以上に時間がかかり、成田エキスプレスが出発する地下ホームに辿りついたのは、出発時間3分前の3時00分だった。
関東に接近しているという台風のせいか、空には雲が垂れ込め、風が強い。しかし、成田空港は混雑していた。そうか、学校は夏休み、勤め人はお盆休みということで海外旅行シーズンの真っ只中だったのだ。
ハノイへ飛ぶ。5時間半ほどのフライト。
<成田空港は混雑していた>
以前は殆ど二ヶ月に一回くらいの頻度で通っていたこともあるベトナムだが、最近は日本財団が支援する事業が減ったことに加えて、私自身の担当する海外事業も障害者関連に限定されるようになったため、すっかりご無沙汰するようになっている。出発前に調べてみると、前回は、昨年の12月。と言うことは、半年以上の間隔を置いての出張ということになる。
今回のベトナム行きの目的は主に2つ。社会科学大学院大学(GASS)と、ベトナム社会政策銀行(VBSP)での会議。
定刻よりも30分ほど早いハノイ到着となった。
<ハノイの空港も大混雑>
新しい国際線ターミナルは、日本の経済協力で2015年の1月にオープンしたばかり。それまでのターミナルはとてもこじんまりしたものだったが、今度のはガラスを多用した明るくて広大なスペースとなった。国際スタンダードだ。どこへ出しても恥ずかしくなくなったとも言えるが、その分、個性も無くなってしまったように思える。
新ターミナルの中は、夜の10時という遅い時間にも拘らず、観光客らしき団体などで混雑していた。どうやらその中心は中国系らしく、混沌の中で中国語が飛び交う。
国際線ターミナルの外に出てみると、事前の連絡通りベトナム社会政策銀行(VBSP)の職員の出迎えを受けた。
<広々とした新ターミナル>
自己紹介してくれた若者の名前はアィン。
暗闇の中を、これも新ターミナル開業に合わせて日本の支援で建設されたばかりの市内へ向かう高速道路に入った。アィン君によると、ベトナムでは、防衛大臣に就任したばかりの稲田大臣の人気が高いのだとか。中国との間に領有権問題を抱えるベトナムでは、以前から安倍首相が対中強硬派ということで頼りにされているのは知っていた。だが、稲田大臣人気の事は初耳。
アィン君曰く、美人なのに中国に毅然としているからだとか。このように考えると、先ほど空港内で見かけた多数の中国系の人々、も中国ではなく台湾からの観光客かも。
15時半 日本財団出発
16時 東京駅発
17時25分 成田着
18時25分 成田発
21時55分 ハノイ着