1月15日(金曜日)
<MILI本部の前の通りで尼さんたちの行列に遭遇>
朝9時にチョースワーミンさんの車でホテルを出発、MILIに向かった。昨日と全く同じルートだったが、なぜか、昨日より少し時間がかかり、今日は、10時きっかりにMILI到着。
MILI本部の前の通りで尼さんたちの行列に遭遇した。朝の托鉢なのだろうか。10代前半とみられる年端のいかぬ可愛い尼さんも。皆んな、尼さんのトレードマークのピンク色の袈裟を着ている。
MILIの事務所で、CEOのネーリンソーさんと二人だけで打ち合わせ。彼に依頼して作成中の、ASEAN障害芸術祭に関する英文の報告書について助言する。
午後、一時過ぎ、MILI本部を出て、ヤンゴン空港国内線ターミナルへ向かう。明日、マンダレーで開かれる盲人マッサージ師養成校の開校式典に参加すするために、マンダレーへ行かねばならない。ミャンマー伝統医療理論に基づく医療マッサージを視覚障害者の人たちの職業機会として教えるために日本財団が企画した。アウンコミンさんは、盲人協会の他のメンバーと車で行くのだとか。
<しかし国内線は、、、>
ヤンゴン空港では、新ターミナルが建設中。巨大なターミナルビルが姿を現しつつある。
しかし、国内線のターミナルは、今も相変わらず、薄暗いビルの中。
考えてみれば、初めてヤンゴンに来た20年ほど前には、ここが、国際線ターミナルだった。その時のことを考えると、国際線の方は、大変な進歩だとも言えるが、方や、国内線のシステムは今もかなりお粗末だ。何より、飛行機の出発スケジュールを示す電光掲示板がない。だから、出発は構内アナウンスに頼るしかないのだが、これが、また訛りのある早口の英語で音響効果も悪く、よく聞き取れない。
しかも、国内線の発着は大幅な遅れが常態化しており、出発予定時間があてにならない。到着機材の遅れなどの場合には、出発が遅れることは随分前に分かっているだろうと思うのだが、事前の案内のアナウンスの類は一切ない。一体、いつ出るのかなかなか分からないので、やきもきさせられる。
結局、今日のマンダレー便の出発は1時間20分ほどの遅れだった。
<ヤンゴン上空>
時刻表によれば、午後2時40分ヤンゴン発だったのが、実際に出発したのは午後4時少し前。マンダレー到着は、ほぼ暗くなった午後6時だった。
飛行機は、ATR72というフランスの飛行機。マンダレー直行ではなく、ヘーホー経由の便で時間が余計にかかるためか、機内はガラガラだった。問題は、途中の機内のクーラーが強すぎたこと。私は、荷物の中から、夜間に備えて持ってきたジャンパーを出して寒さをしのいだほど。他の乗客たちからも文句は出ず、寒さを感じていたのは私だけかと思ったが、マンダレーで降りる時に見てみると、他の乗客も寒そうにしていた。中には、ショールを出したりしていた女性も。
タイやシンガポールなどではクーラーの効かせすぎに閉口させられることが少なくないが、それにしてもなぜ、ここまでクーラーを効かせていたのか、乗客が文句を言わなかったのはなぜか、半袖姿のスチュワーデスがなぜ平気だったのか、不思議でならない。
<ヘーホー空港に着いた>
09時 ホテル出発
10時 MILIネーリンソーCEO
13時 MILI出発
15時50分 ヤンゴン発
18時05分 マンダレー着