11月11日(火曜日)
<ホテルの壁掛け時計はソウルの時間を示していた>
朝、バクーのホテルのカフェでムラトさんと二人で今回のバクー訪問とOBとの会合の結果に着いて総括ミーティング。今後のJATCAFA奨学金OBの母国帰国後の組織化に着いて話し合う。
正午過ぎ、ホテルで呼んでもらったタクシーで出発、空港へ向かう。
バクーでは日本を想起させるものはあまり見当たらなかったが、韓国の存在を強く感じた。ちなみに、ホテルのレセプションの後ろの壁には世界各国の時間を示す掛け時計がかかっていたが、そのうちの一つはソウルの時間を示すものだった。我々が乗ったタクシーもヒュンダイだ。
<タクシーは現代自動車製>
ムラトさんと一緒に、バクー発14時20分のトルコ航空機に乗り込む。私も、大きなスーツケースはイスタンブールのホテルに残して来たので身軽だが、ムラトさんは全くの手ぶら。鞄一つ持たない軽装そのもの。
2時間余りという短いフライトの機内で、トルコの英字新聞を読んで過ごす。
それによると、イスタンブールはヨーロッパの中でモスクワに次いで2番目に渋滞のひどい都市。
<黒海上空を飛ぶ>
アジア側からヨーロッパ側に通う通勤客は片道2時間かけることもある。
そこで、ボスポラス海峡を潜る全長14.6kmのトンネルの第2号が建設中。さらには、第3番目の橋が2015年の完成を目指して建設中だとか。しかし、ある専門家によるとこれも問題の究極的な解決にはならない。それは公共交通機関が絶対的に不足しているからだ。
<ヨーロッパで2番目に渋滞のひどい都市イスタンブール>
真っ青な黒海を見下ろしながら、ボスポラス海峡を挟んだイスタンブールの宿命に思いを巡らせるうち、イスタンブールに到着。
ホテルまでムラトさん二人で戻って来た後、ムラトさんに場所を教えてもらって家人の好物のマロングラッセを買いに食料品店に出かけた。
<ライトアップされたモスク>
しかし、残念ながら、シーズンにはまだ早かったようで、目的の品物は手に入れることは出来なかった。お陰で小一時間程も夕方の散歩をすることに。ライトアップされたモスクが美しい。
家路を急ぐ人たちの中を逆方向に歩いた。初秋のひんやりした空気が心地よい。
日が暮れた後も、ホテルの近くは繁華街だけあって大勢の人の姿があった。
<日暮れたあとも大勢の人出>
10時半 ムラトさんと打合せ
12時 ホテル出発
14時20分 バクー発
15時30分 イスタンブール着