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大野修一(日本財団)
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犬山城 (01/18)
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ジョンハニー弁護士と久し振りに会う [2014年06月21日(Sat)]
6月21日(土曜日)
621museum.jpg
<45年振りに大英博物館を訪問>

二日間に亘る会議も終わり、今日は、帰国の日なのだが、フライトは夜。そこで、弁護士のジョンハニーさんに会うことにしていた。
朝9時半、ホテルに、英国人の弁護士で障害者問題の専門家、ジョンハニーさんが訪ねて来た。彼は、日本財団の障害分野での長年にわたる事業パートナーであるカンボジアトラストのメンバーとして、最近までカンボジアで障害者基本法の作成に関わっていた。
その間、カンボジアの障害者大学生の置かれた困難な立場を知るとともに、日本財団に対し障害者大学生向けの奨学金事業を提案。そして奨学金事業が始まると、その対象となった大学生たちの就業支援を行うなど日本財団の事業を手伝ってくれていた。
彼自身にも先天的な障害があり、片足は義足、右手の指にも障害を持つ。しかしそれを物ともせず乗り越えて弁護士になった努力家であるばかりか、そんなことを全く感じさせない明るい性格。彼の趣味はマラソンで、東京マラソンに出ることを計画中。
621john.jpg
<ジョンさんと会う 彼は障害分野が専門の弁護士だ>

彼はカンボジアでの基本法作りが完成した後、国際機関で働く奥さんの都合もあってマニラに移動、昨年までは自分もマニラにある別の国際機関で働いていた。私も彼らとマニラで会ったことがある。ところが、高齢のお母さんの容態の悪化に伴い、介護をするため長期休暇を取ってふるさとのロンドンに戻って来たのだった。
今回はロンドンに来ることになったこの機会を利用して、彼の提案を受けて始めようとしていた障害者の目でホテルや交通機関などのバリアフリーの程度を星の数で示すレーティングシステムの善後策を話し合おうと彼と会うことにしたもの。
彼の便宜を考えて、自宅にお邪魔すると申し出たのだが、彼は気分転換のためにも臨時のお手伝いを頼んだので、自分の方からホテルに出向くと言ってくれたのだった。
一緒に、外のカフェに行く。外は素晴らしい天気だった。肌寒かった昨日とは打って変わって、汗ばむ陽気。週末のせいか、のんびり散歩を楽しむ人や、地図を片手の観光客の姿が目に付く。
621wheelchair.jpg
<私にとって大英博物館訪問は45年振り>

スターレーティングシステムの話や、カンボジアでの事業のその後の進展について話す。
そのうち、大変ショッキングなことを聞いた。3年ほど前にプノンペンでチャリティーコンサートを開催した際、ファンドレージングを手伝ってもらうためにハニーさんに紹介してもらったウッド・チップさんが、心臓マヒで数ヶ月前に急死していたというのだ。驚く私に、ハニーさんが呟いた。「人間、何時死んでも良いように、今をベストに生きるしかない」
その後、彼が午後2時頃までなら空いているというので二人で昼食。その後、たまたま近くに大英博物館があったことから寄ってみることに。ついでに、大英博物館の障害者アクセシビリティーを見てみようということになった。私にとって、大英博物館は45年振りの訪問。
さすがに建物そのものは古いので階段やステップが至る所にあるのだが、障害者へのアクセシビリティーに配慮した様々な工夫が加えられているのに感心させられた。
大英博物館への往復の間にも何人もの車椅子ユーザーと遭遇した。確かに、イギリスでは障害者へのアクセシビリティーへの配慮が行きとどいているようだった。
621PWDlift.jpg
<館内の段差を車椅子でも乗り越えられるための装置>

9時半 ジョンハニーさん
11時 大英博物館
16時 ホテル出発
19時15分 ロンドン発
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