6月19日(木曜日)
来る途中の飛行機の中で、睡眠導入剤を飲んでたっぷり眠ってしまったのが仇となったようだ。昨夜は、一睡も出来ないまま夜が明けてしまった。途中で何度も、再び睡眠導入剤を飲むことを考えたのだが、今日の午前中にプレゼンテーションを控えていることを考えると、万が一にも、その時にまで眠気が残ってしまってはまずいと、自然の眠気を待つうちに朝になってしまった、と言う訳だ。
お陰で、機内では眠ってしまったために、読もうと思い持ち込んでいながら読めていなかった資料を読んだりして、プレゼンテーションの準備に時間を使うことが出来た。
外に出てみると今日も素晴らしい天気。ホテルの前から3人でタクシーに乗る。
会場はマンションハウス。ロードメヤーという名誉職の市長の公邸。歴史の蓄積を感じさせる重厚な建物だった。
<会場は名誉職のロンドン市長の公邸、マンションハウス>
天井が高い。会議が始まった。参加者は150人ほど。
私の役目は日本のセクター代表として日本の現状報告をすること。持ち時間は10分程。
なんとか、無事に私のプレゼンが終わると質疑応答の時間。議長のサー・ロナルドが休眠預金の扱いについて質問。次いで、参加者席から日本の企業の役割について。後で、名刺を交換するとフランスの食品メーカー、ダノンの人だった。
私のプレゼンテーションの他、午前中には、英国、米国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリアなどG8のメンバー6カ国とオブザーバーとして加わっているオーストラリアを加えた7カ国の諮問会議の代表の報告と質疑応答セッションが行われた。
<天井が高く重厚な会議室で会議が始まった>
午後からは、社会的効果の定量的計測など4つのテーマ別分野を担当する分科会からの報告と、質疑応答が行われた後、全体会議が行われた。
ただ、私自身はと言えば、自分自身のプレゼンテーションが終わると猛烈な睡魔が襲って来た。
夜のレセプションは失礼するとしても、せめて全体会議までは頑張ろうと思って、最前列に席を移動したりしてみたのだが、どうにも眠くて仕方がない。
ついに、4時半頃になって覚悟を固め、一人ホテルへ戻ることにした。
マンションハウスの前から地下鉄に乗る。自動販売機を操作して驚いた。最低区間の料金が4ポンド70ペンスだったのだ。
<私のプレゼンテーションは3番目>
08時半 ホテル出発
09時 G8全体会合
16時半 ホテルへ