11月3日(日曜日)
今回の出張の目的地はアフリカのガーナ。ロンドンでの乗り継ぎ時間を入れると、約20時間という大変な長旅。しかも、日本との時差が9時間。私の一番苦手な長距離出張だ。
おまけに、旅行代理店に最短のコースを組んでもらったところ、出発便は早朝6時半の羽田発。私の家は羽田空港と同じ大田区内にあるのだが、それでも今朝は4時起き、4時半にはタクシーに飛び乗ったという次第。暗い中での出発フライトとなった。
<ロンドンのヒースロー空港に着いた>
そこまでして何故出張するのかというと、その目的は、笹川アフリカ奨学基金(SAFE)の20周年記念式典に出席するため。笹川アフリカ奨学基金(SAFE)とはアフリカの各国で展開中のExtention worker(農業改良普及員)と言われる各国農業省に属する末端の職員のための奨学金事業のこと。ただ、単なる奨学金ではなく、各大学にカリキュラム作りから協力して運営を指導して来た。その20周年記念式と言う訳だ。
私は、この笹川アフリカ奨学基金(SAFE)の理事でもある。SAFEは、元々は、笹川アフリカ協会(SAA)の一部として運営されていたが、数年前から組織も別建てとなったもの。私は二つの組織の理事を兼ねている。
今回は、記念式典に理事が集まる機会を捉えて、笹川アフリカ奨学基金(SAFE)の理事会と笹川アフリカ協会(SAA)の理事会が式典の前日と前々日に開かれることになっている。出ない訳にはいかないのだ。
<私が持っている笹川アフリカ協会(SAA)と笹川アフリカ奨学基金(SAFE)の名刺>
12時間のフライトの末、ロンドンに到着。そこから、乗り換え、更に6時間余りかけて、西部アフリカ、ガーナの首都アクラへ行くのだ。ヒースロー空港の第5ターミナルでガーナへの乗り換え便のゲートを探していると、ジェトロ・アジア経済研究所の上席主任調査研究員の平野さんにばったり。
彼は、アジア経済研究所随一のアフリカ経験を誇る著名なアフリカ専門家だが、実は笹川アフリカ協会(SAA)と笹川アフリカ奨学基金(SAFE)の理事会メンバーでもある。次いで、笹川平和財団の羽生会長も合流。彼も笹川アフリカ協会(SAA)の理事。お二人とも、私より一日早く、成田を出て昨日はロンドンに一泊したのだという。
<アクラに着いた>
三人一緒に、アクラ行きの飛行機に乗り込む。6時間のフライトで、アクラ着。飛行機を降りてからはエプロンはなし、全員、徒歩で空港ターミナルへ移動。
ここまでは良かったのだが、入国検査のゲートにたどり着いてびっくり。こんな小さな飛行場なのに、入国手続きのカウンターが大混雑、長蛇の列が出来ていたのだ。到着便が集中したとでも言うのだろうか。
結局、入国検査を終えるまでに30分以上かかってしまった。ガーナは政治も安定し、経済も順調というアフリカの優等生なのだが、それでもこの始末。到着早々に、アフリカスタイルの洗礼を受けて、もううんざり。
<入国検査場は大混雑>
06時25分 羽田発
10時00分 ロンドン着
13時40分 ロンドン発
20時20分 アクラ着