10月23日(火曜日)
朝8時、ミャンマー外務省OBで今は、我々の仕事を手伝ってくれているエルウィンさんと、ホテルのレストランで朝食を取りながら打ち合わせをしていると、見知らぬ外国人に呼び止められる。昨日のMyanmar Timesに、日本財団が少数民族武装勢力代表団を東京に招き、300万ドルの緊急支援で合意したとのニュースが出ていた。素晴らしい仕事なので手伝わせてほしい、との申し出。
朝食の後、シャン州での学校建設事業を行ってくれているNGO「セィダナー」のヤンゴン事務所長の和田さんと現地スタッフのスーさんと打ち合わせ。日本財団のミャンマーでの活動についての最近の動きを説明するとともに、ヤンゴン事務所設置に向けての意見交換。
次いで、12時からは若手障害者による自立支援組織(MILI---Myanmar Independent Living Initiative)の中核メンバー4人と昼食を取りながら、障害者舞台芸術祭事業の打ち合わせ。これは、2014年のミャンマーによるASEANサミット主催国年に合わせて、ASEAN10カ国の障害を持った舞台芸術家によるフェスティバルを行うという事業。
<ヤンゴン市内で見つけたロックコンサートのポスター>
これまでにラオスとカンボジアで行った地域芸術祭の経験を持つ日本財団側が提案、MILIがその主催団体となることを同意して始まったもの。来年2013年にはミャンマー代表を選ぶための国内予選を行うことになっている。
MILIとの昼食もそこそこに、13時半には、ティンニュントさんと一緒に、小児科で有名な私立病院であるパラミ病院へ。院長室でテインアウン博士らと知的障害児のための養護学校ニューワールドの建設事業に向けた打ち合わせに臨む。1時間ほどの協議を終え、建設候補地の下見に出ようと外に出ると、異様な空模様の中、強い風が吹いていた。スコール来襲時に特有の現象だ。果して、駐車場に行く途中で雨がぱらつきだした。
車に乗り込んで、目指す土地のある場所に着く頃には大変な土砂降り。一歩も外に出ることもままならない。車の中で土地に関する説明を聞く。
ティンニュント博士によると、ヤンゴンはこのところ、10月にしては異常な暑さが続いたので、今日はその反動なのだとか。
他にも候補地があるというので、見て回るうちに雨はやんだので、最後の土地では外に出て、実地検分することが出来た。
<候補地のひとつを視察>
08時 エルウィンさん
10時 セダナー和田さん
12時 MILI代表打合せ
13時半 ホテル出発
14時 ニューワールド打合せ
14時半 ドーキンチー財団との打合せ
15時 候補地視察
18時半 ティンニュント博士