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犬山城 (01/18)
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ニャチャンは、ベトナム屈指のビーチリゾート [2011年03月10日(Thu)]
3月10日(木曜日)
                            <海浜リゾート都市ニャチャンの朝>
今日は、ホーチミン市経由でシンガポールに移動する日。朝食を一緒に取った後、陸路でプレイクに行くというカバントランさんと分かれる。
ホーチミン行きの飛行機まで時間があったので、タクシーの運転手に頼んで市内を一回り。ニャチャンは、ベトナム屈指のビーチリゾート。元々は、フランス領インドシナ時代に、フランス人用のリゾートとして開発されたのだとか。
白砂のビーチが約5キロに渡って続く。近年は、洒落たカフェやレストランも次々とオープンしている。最近では、外資企業による観光開発も漸く盛んになり、私の泊まったホテルの近くでも、外資系の大手チェーンによる高層ホテルの建設が進んでいた。


                     <開発計画が進むが、、、>
数年前には国際的なミス・コンテストの会場になるなど、市政府も国際観光都市を目指して、ビーチ沿いの道もきれいに舗装するなど開発を進めている。だが、昨年、ある米国系の調査会社がそのようなムードに水をさす調査結果を発表し、話題になった。
それは、東南アジア各国の代表的なビーチリゾートを比較するというもので、ベトナムからはニャチャンだけが選ばれた。そこまでは良いのだが、そこで発表されたランキング結果によると、市政府自慢のニャチャンは何と、アジアの各リゾート中、最下位となったのだ。
社会主義国特有の硬直的なサービスや、国際的水準にはまだまだ遠いホテルなどの設備が低い評価となったのが原因らしい。自慢の鼻をへし折られた市政府が大変なショックを受けたのは言うまでもない。


                       <カムラン湾は軍事上の要衝>

実は、ニャチャンには、白砂のビーチリゾートとは対照的なもう一つの顔がある。ニャチャンの町の南、40分ほどのところにある飛行場の直ぐ南に広がるのはベトナム戦争時代、米国の海軍基地で有名なカムラン湾。
ベトナム戦争終結後、最近までロシアに貸与されロシア海軍の基地となっていたのだが、天然の良港とされ、今ではフィリピンのスービック基地を失った米国が虎視眈々と狙っているのだとか。
タクシーの運転手に頼んで、空港に行く前に、カムラン湾に立ち寄ってもらった。歩哨の写真を取って、ニャチャンの飛行場に向かう。気が付けばこの飛行場の正式名称は、カムラン国際空港だった。
                   <ニャチャン空港の正式名はカムラン国際空港>
             
何と、ベトナム政府には首都をハノイからここニャチャンに移すという構想があるのだそうだ。ハノイは冬は厳しく寒く、夏はまた蒸し暑く過ごしにくい場所だが、ニャチャンは一年中温暖で風光明媚、南北に長いベトナムの中央部というよりは南部にあるが、何かと対立する二大都市ハノイとノーチミン市ではなく第三の都市という考えもわからないではない。
しかし、それ以上に、この構想の裏には、ベトナム政府の国防上の配慮があるのだとか。近年、ベトナム沖の南沙諸島にまで触手を伸ばして来ている中国に対する警戒である。ハノイは中国との国境に近すぎる、というのだ。ニャチャンなら防衛拠点カムラン湾に近い、ということなのだそうだ。
飛行場に入ってみると、滑走路にはウラジオストックエアーと表示された飛行機が停まっていた。ロシア人観光客を運んできたチャーター機だろうか。



14時 ホテル出発
15時55分 ニャチャン発
16時50分 ホーチミン着
19時50分 ホーチミン発
22時50分 シンガポール着










.                            .<ロシア人観光客を運んできたチャーター機?>
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