しかし、先行きを楽観 [2008年11月26日(Wed)]
11月26日(水曜日)
昼、朝日新聞のアジア総局長、柴田さんから今回の騒ぎの背景についてのレクチャーを受ける。午後、以前からアポイントを取ってあったADB(アジア開発銀行)OBの森田さんとお目にかかるべく、昨日から電話をしているのだが、なぜか繋がらない。結局、面談を断念。 夜は7時から、フジTVの青木支局長と食事の約束。しかし、「民主市民連合(PAD)」による空港の占拠騒ぎがだんだんエスカレート。青木さんがレストランに姿を見せたのは、夜の9時を30分近く廻ってから。 青木さんから、アヌポン陸軍司令官が、PADには空港閉鎖の解除を求める一方、首相には退陣と総選挙の実施を求めたのに対し、ペルーからタイ北部チェンマイ空港に到着したソムチャイ首相は、バンコクに戻らず現地で緊急閣議を開く模様、と聞く。しかも、非常事態宣言発令の噂もある、などと教えてもらう。空港当局は27日午後6時までの空港閉鎖を決定。 明日の夜には、スリランカに向けて出発せねばならないが、空港が夜まで閉鎖となると、スリランカ行きを中止せねばならない。取り敢えずは、ホテルの部屋を一泊余計に確保できるか、フロントで聞いてみる。 スリランカでの予定では、現地時間明後日の明け方に到着、午前中はSLSPOの理事会に出た後、車で6時間ほどかけて東部の港町、トリンコマレーに行く予定だ。トリンコマレーはつい最近まで、政府軍と反政府のLTTEとの間で激しい戦闘が続いていたところ。2年前の津波の被災地であるこの場所で、日本人シニアボランティアにひもの作りを指導してもらうプロジェクトの開始するかどうか、現地の治安情勢を判断するのが目的。ただ、これは、どうしても今行かねば成らないという話ではない。 12時 朝日新聞アジア総局柴田総局長 19時 フジテレビ青木バンコク支局長 |