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大野修一(日本財団)
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犬山城 (01/18)
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首相補佐官ブンサンボさんと夕食 [2008年09月08日(Mon)]
9月8日(月曜日)
ホテルのロビーでESC山田さん、JICA河本さんと落ち合う。山田さんが代表を務めてくれることになったESC(Education Support Center)は、日本財団が数年前に始めた、カンボジアの過疎県の中学校教員の卵に対する奨学金事業を担当するNGOである。現地人をトップにしたNGOを改組し、今年設立したばかりの組織である「ESC」の長を引き受けてもらうことになった山田さんはJAL(日本航空)OB。飛行場管理のスペシャリストとして、昨年まで、ラオスのビエンチャンの空港管理会社の副社長として活躍していた人である。日本財団が企画・助成する当事業を意気に感じ、参画してもらうことになったもの。
もう一方の河本さんは、日本財団がミャンマーで展開する学校建設事業の責任者として昨年まで現地で大活躍してくれたあと、JICAの専門家に転じ、現在はカンボジアで学校建設などの事業を担当している。今回は、山田さんに、再発足したばかりの奨学金事業の様子を聞くと共に、日本財団が企画・助成する事業のベテラン経験者の河本さんを紹介するのが目的で、お二人に同時にきてもらうことにしたもの。また、私としては、ミャンマーで始めようとしている伝統医療事業について、日本財団の学校建設事業との連携について、河本さんの意見を聞かせてもらうことも目的の一つ。
昼食を取りながら、3時間近くお二人と話し合ってから、急いでいつものソルヤさんの車に乗り込み、プノンペン郊外のCARDI(カンボジア国立農業開発研究所)へ。農林プロジェクト部長のソピアップさんと面談。彼がカンボジア側の責任者を務めてくれているキャッサバ農法改良事業の来年度の予算方針について協議。話し込んでしまって、研究所職員送迎の最終バスに乗り遅れたソピアップさんを同乗させて、ラッシュアワーのプノンペン市内に戻る。


     <ソピアップさん>

ホテルの部屋に急いで戻り、着替えを済ませてロビーに降りると、丁度そこへブンサンボ首相補佐官が到着。旧知のブンサンボさんは、フンセン首相の専任通訳兼補佐官として首相の外遊にはいつも同行する超多忙な身分だが、カンボジア国民のために支援事業を展開する日本財団を高く評価し、いつも親身になって我々の相談に乗ってくれる。山田さん担当の奨学金事業では、当初から、無償の名誉会長になってくれたほど。彼が名誉会長になるに当たっては、フンセン首相の特別認可が必要だったが、そのお陰で、ESCの設置許可は、他のNGO関係者がうらやむほどスピーディーに実現した。
私は、プノンペンに来るたびに連絡を取り、彼がカンボジアに居る限り、殆どいつも夕食を一緒に取りながら、相談に乗ってもらっている。彼の身分は外務次官相当であり、本来ならばExcellency(閣下)と呼びかけないといけないのだが、「いいよいいよ」といつもニコニコ。今回も、気さくに一人で車を運転してやって来たので、私は、彼の車で、レストランまで送り迎えしてもらった。


     <カンボジア国立農業開発研究所>

12時 ESC山田さん、JICA河本さん面談
16時 CARDI(カンボジア国立農業開発研究所)訪問
19時 ブンサンボ首相補佐官と夕食
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