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大野修一(日本財団)
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犬山城 (01/18)
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コンケンで幻のクメール焼き探し [2010年01月16日(Sat)]
1月16日(土曜日) 

     <コンケンの国立博物館の立派な玄関>

朝9時、アジア大洋州障害者発展センター(APCD)所長の二ノ宮さん、カンボジアから駆けつけてくれたNyoNyum発行元のCJS社長の山崎さんと3人で車に乗り込む。まず向かった先は、コンケンの国立博物館。クメール焼きの展示場所を受付で尋ねるが埒が開かない。
自分たちで、二階に上がって探すと果たして有った。しかし、展示品の説明書きには「12世紀ごろの焼き物」とあるだけでクメールとかカンボジアとかの文字は一切見当たらない。「面白いねえ、タイ人としてはクメール=カンボジアのものとは認めたくないのでしょう」と二ノ宮さん。


     <ロイエトの中心部にある美しい湖>

「ロイエトの方に行ってみましょう」との二ノ宮さんの言葉に促されて車に乗り込む。途中で休憩したりしたため、2時間ほどかけてロイエトの町に到着。暫く、ロイエトの街を、以前二ノ宮さんがクメール焼きの複製を見つけたという土産物屋を探して歩き回る。ロイエトは、中央部に噴水のある湖を持つ美しい街だ。
途中で空腹になったので、この辺りの名物料理と言う炉端焼き風のチキンを食べて腹ごしらえ。素朴な料理だが美味しかった。
     

<昼食は魚とチキンの炉端焼き(?)>

次いで、コンケンと同じような規模の国立博物館に立ち寄る。ここでも、コンケンの国立博物館と同じようにクメール焼きの陶器が展示されていた。かなり大型の壺もある。クメール焼きコレクターの二ノ宮さんは大興奮。しかし、ここでもクメールともカンボジアとも一切説明はなし。カンボジア贔屓の山崎さんは「ひどい」と憤る。
博物館を出て間もなく、遂に、二ノ宮さんが以前立ち寄ったという土産物屋を発見。ところが、ここには以前会った筈の、クメール焼きの複製どころか焼き物、陶器の類は一切ない。店主は「今はもう扱っていない」とにべもない。

    <ロイエト博物館でクメール焼きを眺める二ノ宮さん>

一同がっかりとしながらも気を取り直して、コンケンへ戻る。運転手が土産物屋へ案内してくれる。かなり広い店内は薄暗く、我々以外の客の姿は見えない。「あった、あった」との声。駆けつけてみると、果たして、我々の探し求めていたクメール焼きの複製をいくつか手にした二ノ宮さんの姿。
店員が、これかいとばかり、あちらからも一つ、こちらからも二つと集めてきた。我々は、コピーの産地を知りたいので、店員に尋ねると、タイの陶器の産地であるスコタイだと言う。「そんな筈はない、カンボジアのどこかでは」と二ノ宮さんが尋ねると、店員は「カンボジア製だなんてとんでもない」と言い張る。タイでは、カンボジア製品=粗悪品とのイメージがあるので侮辱と取ったらしい。結局、産地を確認するのはあきらめ、サンプルにいくつかコピーを購入。
偽物の産地こそ判明しなかったが、サンプルは入手できたし、博物館では本物を見ることもできたし、何より、タイ人がクメール焼きを無視していることもよく分かるなど興味深い発見が出来たので三人とも満足してバンコク行きの飛行機に乗り込んだのであった。


9時 ホテル出発
9時15分 コンケン博物館
9時45分 コンケン出発
11時45分 ロイエト到着
14時 ロイエト博物館
16時15分 コンケン到着
20時05分 コンケン発
21時05分 バンコク着
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