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大野修一(日本財団)
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犬山城 (01/18)
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中央アジアからの学生にたいする奨学金プログラム [2006年10月21日(Sat)]
10月21日(土曜日)
朝、ホテルで、一足先にイスタンブール入りしていた、笹川平和財団松長主任研究員と落ち合い、朝食を一緒に摂りながら、当事業についての打ち合わせをしました。松長博士は、イスタンブールの日本総領事館で専門研究員として勤務の経験もある中東問題の専門家で、トルコ語も堪能です。この奨学金事業の開始前の現地調査の段階から、大変協力してもらっています。
面接試験は、例年同様、ホテルから徒歩で、5分ほどのイスタンブール工科大学の会議施設を借りて行われます。会場に着くと、山口さんとご主人で大学教授のブルゴウスキさん、JATCAFA事務局長のエユップさん、と専従職員のムラトさんが待っていました。事務局長のエユップさんは、イスタンブールの区長を務めたこともあるトルコ人ですが、もともとは、ブルゴウスキさんと同じマケドニアの出身。トルコの人種構成は複雑です。
トルコ政府が支給する奨学金額は、今の為替レートで換算すると、約100ドル。トルコ、特に、イスタンブールなどの大都市は、近年、物価上昇が進み、大学食堂で食べても、一食に1ドルは必要なので、100ドルは、食費だけで消えてしまうほど小さな金額です。面接した学生の何人かは、この政府奨学金以外にも奨学金を受け取っている人もいましたが、それらを足しても、せいぜい、200ドル余り、これでは、食費や交通費など、生活費だけでなくなってしまい、自分の専攻分野の専門書を買う余裕はありません。また、日本と違って、アルバイトする学生は少数です。
イスタンブールのある私立大学で日本語講師も務める、JATCAFAの山口さんによれば、今回、奨学金審査の応募書類を提出した300人の中には、モンゴル人を始め、対象外の国からの留学生も、何人もいたのだそうです。「ダメモト」精神で、一縷の希望にすがって、申請したのだろう、ということでした。
面接が、始まりました。今回の面接に現れた学生たちは、総勢計33人。タジキスタン人5名、キルギスタン人7名、トゥルクメニスタン人12名、カザフスタン人5名、アゼルバイジャン人4名で、うち、女性は5人だけ。日本人そっくりの顔も何人もいます。
英語で質疑応答出来る人も多く、快調に面接が進みます。3時前に面接を終えて、山口さんたちと、相談です。優秀な学生が多く、合格者を絞り込むのに、苦労しました。
さあ、次の面接地、アンカラへ行かねばなりません。松長さんと、飛行場へ急ぎました。



     <名門イスタンブール工科大学の歴史を感じさせる建物>

8時半 ホテル出発
9時45分 面接会場到着
10時 面接開始
14時45分 面接終了
19時 イスタンブール発
20時 アンカラ着

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