8月30日(土曜日)
朝7時、品川発のNEXに乗るべく家を出る。久し振りに雨。家人に駅まで送ってもらう。このところ、8月としては異常に涼しい気候が続く。
今回の出張の主な目的は3つである。第1に、定例のタイのマヒドン大学医学部のシリントン義肢装具師養成学科(SSPO)の運営委員会が、5日に開かれること。また、先月マンダレーで行われることになっていた盲人マッサージの関係者会議が、私の都合で延期、9月3日に開かれることになったこと。もう一つは、NHKのバンコク支局に私が持ち掛けて取材してもらうことになった下肢障害者用の着脱可能運転補助具SWORDの取り付けのために、メーカーである今野製作所の社長らがヤンゴン入りしてくれることになったため、それに立ち会おうと考えたからだ。
そのために、今日から丁度一週間ほどの出張を計画していた。ところが、9月4日に東京で開かれる財団での重要な会議にどうしても出席しないといけないということになってしまった。
そこで、3日にマンダレーからヤンゴンにとんぼ返りをし、ヤンゴンからその日の夜行便で帰国し、4日の会議に出て、今度はその日の深夜(正確には、飛行機の出発時間は深夜0時を過ぎてしまうので、5日の出発ということになるのだが)に羽田を出て、バンコクでマヒドン大学での会議に出て翌朝の便で帰国することにした。
<スカイツリーも雨雲の中>
成田で出発を待つうちに雨が上がった。ヤンゴン行きの直行便の機内に入ってみると、ガラガラ。2割くらいの入りか。土曜日のヤンゴン行きはこんなものかも。
私が、なぜ土曜日の出発にしたのかというと、日曜日の夕方にヤンゴン入りする今野製作所の今野社長らに先回りして、MILIの幹部たちと前もっての打合せをすることになったのと、薬草栽培事業で、これまで長い間ただ働きをしてくれていたウィンアウンさんとティンニュントさんの慰労会を兼ねたお祝い会を、日曜にすることになったため。薬草栽培事業の規約書が漸く調印されることになったのだ。
成田空港の混雑で飛行機の出発は30分以上遅れるたが、ヤンゴンにはほぼ定刻で到着。
着いた時は曇天とは言え、雨は降っていなかったのだが、空港の外に出たとたん土砂ぶりの雨。空港からのタクシーの運転手ジェームズさんによれば、このところ、数日は雨も降らず、暑かったんだとか。「Mr. Ohnoが雨をもたらした」と笑われる。
ホテルに入った後、明後日のマスコミ取材のことを考えているうち、急に思い立ち、バンコク出張中の吉田君に連絡したりしてばたばたと過ごす。
<突然、土砂ぶりの雨>
11時45分 成田発
15時40分 ヤンゴン着