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大野修一(日本財団)
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犬山城 (01/18)
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1年半ぶりのスリランカ経由でミャンマー [2013年03月24日(Sun)]
3月24日(日曜日)
今回の出張は、元々は一週間の日程でミャンマーに直行、直帰を考えて計画していたもの。日本財団がミャンマーで準備中の二つの事業のMOU締結式を首都のネピドーで行う話が進んでいたからだ。そして、それに合わせて、ヤンゴンでの障害者関係の事業などの打ち合わせを計画していた。
ところが、直前になってMOUの作業が大幅に遅れ間に合わないので4月の仏教正月明けに延期したいという連絡が入った。
大幅遅延の背景にあるのは、ミャンマーでの信じられないほど非効率な行政手続きだ。旧体制からの置き土産なのだろうが、煩瑣な形式的手続きを求められることが多い。契約書の文面の数回にわたる手直し、その都度の法的チェックは良いとして、NGOとのMOUまで閣議決定事項だという。これでは、いくら大統領がスピードを求めても叶うものではない。
一方、他の仕事をしようにも、26,27の両日は現地では連休だということが判明。そこで、急遽ミャンマーでの滞在を半分に圧縮、前半の3日間を予てからの懸案だったスリランカ行きに充てることにした。
日本財団は一昨年から、スリランカ最大のNGOであるセワランカ財団を現地パートナーに、内戦で甚大な被害を受けたスリランカ北部の旧反政府勢力支配地域での学校の校舎修復事業を進めてきた。計画の110校が完成したのでその確認と、今後の事業の打ち合わせに来てほしいと、現地パートナーから繰り返し要請を受けていたが、実現が延び延びになっていたもの。
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<バンコクからの便は北京発だった コロンボ空港にて>

成田からバンコクに飛び、バンコク空港でエアランカ航空便に乗り換えた。ところが、スリランカ行きの飛行機は、一旦滑走路に出たあと再びブリッジまで引き返してしまった。機体の電気系統故障だという。それまで資料に目を通したりしていた私は、改めて周りを見廻して見て、この飛行機が中国人の乗客だらけであることに気が付いた。
私の前の席には中国人の夫婦、右前のビジネスマンらしき人もそうだろう。お隣は、明らかにインド系の人だが、分厚い中国語の本に見入っている。そうだ、この便は北京発バンコク経由のコロンボ行きだったのだ。
約2時間も遅れて深夜のコロンボ空港に到着。路面が照明灯に照らされて光っている。滑走路が濡れているではないか。窓には雨粒も光る。はて、まだ、スリランカの雨季には大分早い筈なのだが、、。
荷物を受け取るためのカルーセルの周りは、旗を立てたガイドに連れられた20人ほどの団体さんも含めて中国人が目についた。以前には見られなかった光景だ。近年の外交、経済両面でのスリランカと中国の親密な関係を物語るものであった。
0324chinese.jpg
<中国人の団体客がスリランカまで>

飛行場の出口には、何と深夜であるにもかかわらず笹川トラストの前会長、ダヤシリさんの姿があった。ホテルタクシーを予約さえしてもらえば出迎えはいらない、と断わってあったのに、ゆっくり話したいことがあるからとわざわざ来てくれていたのだ。
中国人客が増えましたねと言うと、丁度一週間前の今日、大統領の出身地であるハンバントータに中国政府支援による空港が開港したばかりとのこと。国際空港と言う触れ込みで、早速、中国やアラブの国を結ぶ定期便が就航したとのことだが、未開発のハンバントータだけでは乗客はいないので、260キロ離れたコロンボ空港経由なのだそうな。これでは、航空会社にとっても乗客にとっても、余計な燃料代と時間がかかるだけで、誠にもったいない話である。
ホテルにチェックインすると、もう1時。日本時間では4時半をとっくに過ぎている時間だ。
明日からの北部行きに同行してくれるセワランカ財団のウデニさんからメッセージが入っていた。朝5時にホテルを出発し、国内線で北部州(Northern Province)の州都ジャフナに飛び、明日はバブーニヤに泊り、明後日、陸路でコロンボに戻ると言う計画。少しでも寝ておかねばと、慌ててシャワーを浴びてベッドにもぐりこむ。日本を出るときから風邪気味だったのだが、飛行機に乗ったせいか耳の具合が悪く、なかなか寝付けなかった。
0324SLmap.jpg
0324map.jpg
<ウデニさんから送られてきた明日の行程図>

11時45分 成田発
16時45分 バンコク着
21時50分 バンコク発
23時45分 コロンボ着
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