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阿智村でソーラーカー教室開催 [2023年09月28日(Thu)]
 阿智村公民館の夏休み企画として、8月にソーラーカー教室を行いました。
 ソーラーカーづくりを通じて、太陽光発電の仕組みや蓄電について学んでもらうねらいです。

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 当日は阿智村公民館ホールに、小学生20人と保護者が集まりました。
 1人ずつ工作キットを開けて、ニッパーでパーツを切り離し、ソーラーカー本体と組み合わせていきます。
 途中で細かな配線を繋ぐ作業もあって、参加者全員が一つの工程を終えたら、次の工程へと進めていきました。
 最後は、車本体と車輪、パネル部分を合わせて完成です。

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 ソーラーカーには充電式電池も搭載していて、パネルで発電した電気で走行する以外に、電池へ蓄電することもできます。
 完成後は公民館前の駐車場で、さっそくソーラーカーを走らせました。
 この日は夏らしい好天で、太陽光に照らされて順調に走り出すと、あちこちで歓声が上がっていました。

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 この教室は昨年企画したものの、新型コロナウイルス感染拡大のため延期になっていました。
 このような機会を通じて、子どもたちが太陽光発電に関心をもつきっかけになれば嬉しいです。
上郷小学校で環境学習を行いました [2023年09月27日(Wed)]
 野底川小水力発電所がある飯田市上郷地域では、地元のまちづくり委員会と協力して、上郷小学校での環境学習と発電所見学会を計画してきました。
 9/19(火)、5年生4クラスで学習会「野底山と小水力発電所」を行いました。

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 5年生は10月、野底山遠足に合わせて発電所を見学することになり、事前学習会を2回行います。
 1回目の学習会では、上郷地域まちづくり委員会の細田さんが、野底山の自然環境や住民参加で行われている行事について、写真を見せながら紹介しました。
 また野底山から流れる水の恵みが、地域内をどのように流れ下るのか、上郷小敷地内を流れる小川が「中井」と呼ばれる井水であることも説明しました。

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 続いて野底川市民発電(株)スタッフから、野底川小水力発電所ができるまでの経過や、発電設備、再生可能エネルギー普及の背景にある地球温暖化について、写真やグラフを使って紹介しました。
 お話の途中では、地球温暖化クイズも。130年間で地球の年平均気温が何度あがったのか、3択問題で答えてもらいました。
 「約10度」「約5度」を選んだ人が大半で、正解が「約1度」と分かると驚きの声があがりました。

 質問コーナーでは、
「一番量が多い再生可能エネルギーの種類は?」
「野底川発電所はどのぐらいの量を発電しているの?」
「水車の塗料は川に流れてしまわない?」
など次々質問がありました。

 次回の事前学習会は10月に開催。
 「コンセントの向こうがわ」をテーマに、電気がどこでどのように発電されているか、グループワークで考えていきます。
飯田自然エネルギー大学 第2年次がスタート [2023年09月26日(Tue)]
 地域に根差した再エネ事業に携わる人を育てる「飯田自然エネルギー大学」第4期は、9月から第2年次がスタートしました。
 9月16(土)には、第2年次開講式を開催。式典後は、諸富徹学長(京都大学大学院経済学研究科教授)から「住宅・建築物への再エネ導入から分散型電力システムへ」をテーマに講義が行われました。

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 続いて、環境省国際連携課の川又孝太郎課長から「再エネの国内外の動向と今後の普及に向けて」をテーマに、国内の先進事例や地域での再エネ普及の課題について講義を聴きました。

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 9月17日(日)からは、事業計画づくりの演習(全4回)がスタート。
 受講生が構想する事業計画から2つを選んで、グループワークで計画書やキャッシュフローを作成していきます。

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 演習を指導頂くのは、榎原友樹先生(E-konzal代表取締役)。
 今回は地域に根差した太陽光発電事業、小水力発電事業が選ばれて、受講生は2チームに分かれて提案者と一緒に計画づくりに取り組みます。

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 グループワークでは事業を行う目的や、事業を通じて解決したい問題、最終目標などを模造紙と付箋に書き出して整理していきます。
 授業の最後には、グループごとに検討結果を発表しました。

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 飯田自然エネルギー大学は、卒業時に全員が事業計画を立てて発表します。
 グループワークは全4回あって、その経験を自身の計画づくりに生かしていく狙いです。
 次回、第11回授業は10月21日、22日に開催します。 
乗合タクシーの完全ゼロカーボン化を実現 [2023年09月25日(Mon)]
 おひさま進歩エネルギー(株)と飯田まちづくり電力(株)、飯田市の南信州広域タクシー有限会社(アップルキャブ)​は、市内4路線で公共交通として運行されている乗合タクシー(EV車両)の完全ゼロカーボン化を実現しました。
 9月19日(火)には、飯田商工会議所で調印・出発式を行いました。

調印式2-1.jpg

 飯田市はバス路線が運行できない過疎地域の公共交通として、乗合タクシー(予約制)を民間交通事業者に委託して運営しています。​
 アップルキャブは、市内4路線でEV4台(日産リーフ)を導入していて、同社屋根に設置されている太陽光パネルの電力などを生かして、100%ゼロカーボン電気で充電を始めました。
 EV充電だけでなく、事務所や営業所の電力まで含めて、100%ゼロカーボンの電気を使用するのは全国のタクシー会社で初の取組みです。​

アップルキャブ社屋.jpg

 この日の式典には、国交省や県関係者のほか、飯田市長、県タクシー協会会長も出席いただきました。
 調印式典に続いて、乗合タクシーのEV車両の出発式が行われました。
 
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 式典でアップルキャブの鈴木佳史社長は
「ゼロカーボンを目指す地元企業が想いを共有して実現できた」
「環境に配慮した公共交通事業の実現の一歩にしたい」
と力強く語りました。

 同社は2011年にEV車両を初導入して、2013年には、おひさま進歩社が同社車庫にパネルを設置。
 その後もEV、PHEV車両の導入を続けて、昨年はV2H機器を設置して飯田まちづくり電力から非化石証書による地域ゼロカーボン電気を購入するなど、事業の脱炭素化に積極的に取り組んできました。
 10年以上の歩みを経て、ついに完全ゼロカーボン化を実現したアップルキャブ。
 私たちにとっても喜ばしい、門出の日となりました。

 ●NHK「100%再生可能エネルギー使用 県内初のタクシー運行 飯田」(9/19放送)
 https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20230919/1010028188.html
 ●信濃毎日新聞「山あい走る乗合タクシー、全路線EV化 太陽光発電利用、余った電力は売電 飯田市」
  https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023091900782
 ●南信州新聞「3社連携 4路線の脱炭素化実現 市の乗合タクシー運行」
  https://minamishinshu.jp/2023/09/20/205721/
野底川小水力発電所 営業運転スタート [2023年09月07日(Thu)]
 飯田市上郷の野底川で行う「野底川小水力発電所」(愛称:もりデン こりき君)は、9/1(金)から営業運転を開始して、FIT(固定価格買取制度)による売電を行っています。
 今年春から試験運転を続けてきましたが、河川法など関連法令の完了検査や許認可手続きが整いました。
 
 2018年、小水力発電の事業候補地として調査を始めて、野底山財産区や上郷地域まちづくり委員会など、地域の皆さんとご相談しながら事業を進めてきました。
 2021年の工事開始から、約1年半で営業運転を始めることができました。
 本発電所は、上郷地域まちづくり委員会との共同事業で、売電収益の一部は寄付金として、野底山森林公園の整備や環境学習に活かしていきます。
 10月上旬、竣工式典を予定しています。

 おひさま進歩エネルギーの小水力発電第1号として、今後も安定した発電事業となるよう、メンテナンスや見守りを続けていきます。
 この発電事業を通じて、気候変動の原因であるCO2排出削減を進めていきます。

【野底川小水力発電所の概要】
 https://ohisama-energy.co.jp/nosoko_power-plant/

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発電所建屋.jpg

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