飯田自然エネルギー大学(第5期) [2025年04月07日(Mon)]
地域エネルギー事業者の育成を目指して、昨年10月から「飯田自然エネルギー大学」第5期が開催されています。
長野県内はじめ全国から受講生17人が参加しています。 この大学は、太陽光発電や小水力発電、バイオマス事業などの再生可能エネルギー事業、地域新電力など、地域で新たなエネルギー事業に取り組む人材育成のため、2016年に開校しました。 第5期は1年間で完結する全10回のカリキュラムで、卒業時に事業計画を完成させます。 毎月1回、土日を授業日として講義や実地研修が続いています。 ![]() ![]() 授業は、学長を務める諸富徹先生(京都大学大学院経済学研究科教授)の講義「地域と再生可能エネルギー」からスタート。 第2回以降は、国や都道府県のエネルギー政策、再エネ電源別の講義などが行われました。 またフィールドワークとして、飯田市の野底川小水力発電所の見学、長野県根羽村の木質ボイラー導入現場の見学も実施しました。 ![]() ![]() ![]() 3月の第5回授業は、研究者と事業者による講義で2日間構成しました。 3/8(土)は、安田陽先生(ストラスクライド大学電子電気工学科 アカデミックビジター)がオンラインで登壇。 「再生可能エネルギー大量導入時代の電力システム工学」をテーマに、系統の柔軟性や出力抑制、電力市場の制度設計について取り上げました。 ![]() 翌3/9(日)は、「事業者トークセッションvol.2」として、磯崎顕三先生(株式会社エネファント代表取締役)、吉岡大地先生(株式会社 yanekara 代表取締役) を講師に迎えました。 お二人の事業報告に続いて、受講生からの質問に答える形でトークセッションを開催。 創業期の苦労や売上構成、事業サービスについて多くの質問があり、講師同士も質問を投げかけ合い、講師と受講生の垣根を超えた語りの場になりました。 ![]() 4月からは事業計画づくりが始まり、9月の最終授業では、一人ひとり事業計画を仕上げて発表会を予定しています。 次回授業は、5月17日(土)-18日(日)に開催します。 |