2月24(土)、25日(日)に、飯田自然エネルギー大学の第15回授業を開催しました。
1日目は「地域新電力の現状・課題・可能性」をテーマに、稲垣憲治先生((一社)ローカルグッド創成支援機構事務局長)から地域新電力の役割や意義について講義を聴きました。
地域新電力が、地域活性化の役割を担うことが地域への価値の創出に繋がるとして、全国で地域の担い手として地域貢献を生み出している地域新電力の事例紹介もおこなわれました。
2日目は山下紀明先生(認定NPO法人環境エネルギー政策研究所主任研究員)より、「地域主導型再エネ事業の立上げと地域の合意形成」をテーマに、地域に受け入れられる再エネ事業の進め方を学びました。
2コマ目のグループディスカッションでは、ロールプレイ・ディベート・ゲームをおこないました。
ある地域でのエネルギー事業の開発をテーマに、発電事業者、行政職員、推進派・反対派の住民と役割を分け、その役割になりきって模擬討論をおこないます。
発電事業者は地域での事業を提案して、住民の合意を得るための課題は何か考えながら討論しました。
住民からどのような意見が出るのか、受け入れてもらうためにはどういった要素が重要なのかを活発な討論を通して学びました。
このワークを経て、受講生は
「立ち位置を変えて考えてみることで合意形成には何が必要か考える機会となった」
「懐疑的な視点で見てみることで何を不安に感じるのか、どうしたら受け入れてもらうことができるのか考えることができた」
と振り返りました。
次回第16回の授業は3月23日、24日に開催します。