6月1日(火)、飯田市山本地区の農地で、おひさま進歩社初のソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)事業が完成、発電を開始しました。
太陽光発電の新たな挑戦として、2017年からソーラーシェアリング設置に向けた準備を進めてきました。
農業委員会への農地の一時転用などの許認可、地元の皆さんへの事業説明などを経て、今年3月に架台工事が着工。
パネル設置を経て6月から発電を始め、今後は営農者が畑にネギを作付けます。
設置前
パネル荷受け
支柱を支える杭打ち作業
ソーラーシェアリングは、農地に支柱を立ててパネルを設置し、農業と太陽光発電を同時に行う事業です。
作物の販売収入に加え、売電による継続的な収入、発電した電気の自家消費等で農業経営の改善が期待され、全国で取組が進んでいます。
一方、FIT売電期間(20年)は営農を継続する、農地法に基づく一時転用許可が必要、普及が進んだ屋根置きや野立て設置と比べてまだ設備費が割高など、実現までさまざまな課題がありました。
この事業は市民ファンドは活用せず、おひさま進歩社の自社事業として計画しました。
20年間農地をお借りして売電事業を行います。
太陽光発電と農業の両立という新たな試み。今後も丁寧に見守りを続けていきます。