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飯田自然エネルギー大学第2年次スタート [2017年05月17日(Wed)]
 太陽光や小水力、バイオマスなど地域に根ざした自然エネルギー事業の起業者を育成する「飯田自然エネルギー大学」の第2年次第1回授業が、5月13日(土)14日(日)に行われました。

第2年次始業式.jpg

 始業式では、本大学学長を務める京都大学大学院経済学研究科の諸富徹教授、おひさま進歩エネルギー株式会社の原代表取締役があいさつ。
 諸富学長は「2年目となる今年は更に実践的なプログラムになる。再エネでビジネスを起こして地域の所得や雇用に貢献することが最終目的であり、修了後の出口をどうするかも見据えて考えていきたい」と語りかけました。

講義1.jpg

 始業式後は、諸富学長から2年目のカリキュラム説明や、日本の電力システム改革、ドイツを中心とした欧州の電力状況について講義がありました。

 第1回授業は「飯田市とおひさま進歩エネルギー株式会社が取り組む再エネ事業」を全体テーマとして、事業者と行政、金融機関から講師を迎えました。
 諸富学長に続いて、おひさま進歩社の原代表取締役が「おひさま進歩グループの12年+α」と題して講義を行いました。
 事前に受講生から寄せられた質問に応じる内容で、会社立ち上げからファンド事業や「おひさま0円システム」など各事業の展開について語りました。

講義2.jpg

 14日(日)は飯田市の牧野光朗市長、飯田信用金庫の上沼俊彦常務理事にお越しいただきました。

講義3.jpg

 牧野市長は、昨年のエネルギー大学開校式で特別講演をしていただきました。
 今回は「イノベーションが起こる地域社会創造を目指して」をテーマに、飯田市の環境施策をはじめ、提案型に切り替えた市政懇談会や、地域住民が募金活動などに取り組んだ菱田春草生誕地公園の整備事業を挙げながら、住民自らが課題解決のために知恵を出し合い、地域と行政が協働していくことの重要性を語りました。

講義4.jpg

 上沼常務は「飯田信用金庫の再エネ支援活動」として、おひさま進歩社の立ち上げ時からの支援を説明しました。
 飯田信用金庫で2000年に太陽光発電専用ローンを発売した際、採算が合うまで15年掛かるにもかかわらず多数の申し込みがあったこと、04年におひさまファンド第1号を募集した際、全国から2億円の出資金が集まったことは「こちらの読み違いだった」と振り返り、「環境という言葉には人の心を動かす力があることが分かった」「金融機関も地域における企業市民としての役割を果たしていこうと考えた」と語りました。

 飯田自然エネルギー大学は、2年間のカリキュラムを通じて自然エネルギー事業で起業を目指す受講生を後押ししていきます。
 今年度は、自然エネルギー研究者を迎えての講義のほか、受講生の事業構想をもとにした事例研究、事業計画の作成などを予定しています。
 第2回授業は6月10日(土)、11日(日)に開催されます。