5/29に、おひさま進歩エネルギーが飯田市山本に設置している山本おひさま発電所で今年1回目の草刈り作業を行いました。


発電所内の生物多様性を高めるため自然と共生する発電所管理に取り組むこの場所では、背の低い草花が出来るだけ残るように地面から10cmほどを残して高めに草刈りを行います。
管理を行う上では地域の植物保全団体の方にご協力いただき、植物調査とそれを踏まえた草刈り方法のアドバイスをいただいています。
ノカンゾウなどの残した方が良い地域在来の植物はマーキングをすることで刈り取らないよう大切に管理しています。

ノカンゾウの株(写真中央)

ナワシロイチゴの花に止まるヒメウラナミジャノメ

太陽光パネルの布基礎部分を登るカナヘビ
昨年4月から始めたこの取り組みの成果として、発電所内ではより多くの草花が見られるようになってきました。
以前まで刈り取ってしまっていたノカンゾウですが、残すよう心がけてきたことで昨年よりも株が増え、沢山の蕾を付けていました。
夏になる頃にはオレンジ色の花が開いて土手を彩ってくれるはずです。

ノカンゾウの蕾
草むらの中からはこんな珍しいものも見つかりました。

カヤネズミの巣?
また、この春には嬉しい発見がありました。
県の絶滅危惧種TA類に指定されている「カザグルマ」が、発電所内に自生していることを発見しました。
発電所のフェンスに絡みついて育ち、5月の終わりに華憐な花を咲かせていました。

自生のカザグルマの県内分布はほとんどが駒場盆地内で、その中心となっているのがこの山本地域です。
そんな山本地域でも土地の整備などによってカザグルマの自生地は近年減少しており、生息数は減少傾向にあります。
この発電所を貴重な自生地の一つとして、発電所の管理とともに大切に保全していきます。

カザグルマの生息場所をマーキング
これからの季節にも、発電所内では様々な草花や生き物が姿を見せてくれます。
この発電所の豊かな自然を大切に守っていくことが出来るよう、よりよい管理方法の模索を続けていきます。