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発電所の草刈り方法を検討中 [2025年06月16日(Mon)]
 おひさま進歩エネルギーが飯田市内に設置している野立ての太陽光発電所では、年に3回草の伸びる時期に社員で草刈りを実施します。
 山本おひさま発電所では今年から敷地内の生物多様性を高めるため、自然と共生する草刈り方法を検討することにしました。

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 草刈り前は草が茂っており、特にイネ科の雑草が高く伸びています。
 敷地内には他にもカラスノエンドウ、モミジイチゴ、ミント、クローバーなど花が咲く植物が多く自生しており、蝶などの生き物も集まってきます。
 それらの植物が多く残るよう、5月の草刈り時にイネ科を選択的に刈り取り、それ以外の植物を残す方法を実践しました。

写真_2.jpg

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 植物には生長点といって体内で細胞分裂が活発に行われる場所があり、植物によって生長点の位置は違います。
 生長点は植物の生長に作用し、生長点を刈り取ると草は枯れてしまいます。
 これまでの草刈りでは敷地内全ての植物を低い位置で刈っていましたが、それでは生長点が高い位置にある背の低い植物は増えにくくなり、逆に生長点が低いイネ科の雑草ばかりが残ることになってしまいます。
 そのため今回からこれらの方法で草刈りを実践しています。

写真_4.jpg

 イネ科の雑草が多く生えている場所は地面ぎりぎりの低い位置で刈り取り、減らしていきます。

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 イネ科の雑草と背が低い植物が混ざって生えている場所は高い位置で刈り、アザミ、ムラサキツユクサなど背の低い植物を残しました。

写真_7.jpg

 こちらはスイバという背の高くなる植物で、刈り取ることで種子を落としてしまうため、今回は道路側は刈取りそれ以外は残しています。次回からは種子を付ける5月前に先行して刈ることにしました。

写真_8.jpg

 背の低い植物を残して草刈り作業終了。
 必要な部分だけ刈り取ればよいので、作業時間が短くなることも分かりました。

 会社の新ビジョンを構成する4つの側面のうち「自然・環境」では「地域の山や川、そこに暮らす人と生き物を大切にする」を掲げています。
 その発電所の特性に合った草刈りを検討し、敷地内の植物、集まってくる生物を調べ、自然と共生する発電所を目指していきます。

おひさま進歩エネルギー「2025-2035年 ビジョン」
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