9月から運転開始した「野底川小水力発電所」は、地元の上郷地域まちづくり委員会と協力して、上郷小学校5年生を対象に環境学習を行っています。
10月は、第2回学習会と発電所見学会を行いました。

9月の第1回学習会では、野底山の自然と地域の水資源、野底山小水力発電所と地球温暖化について学びました。
第2回は10/17、クラスごとグループワーク「コンセントのむこうがわ」を行いました。
私たちが使っている電気が、どこでどのように発電されて、どのような設備を経由して私たちの元へ届くのかを、地図とイラストカードを使って考えます。

グループワークを通じて、発電所には様々な種類があること、発電ごとに用いる燃料やエネルギー源が違うことを学びます。
また発電を通じて、地球温暖化の原因となる二酸化炭素がどこから排出されているのか、グループ内で話し合って考えていきます。
最後は、地球温暖化を止めるために自分たちで取り組めるアイデアを付箋にまとめたり、児童からの質問を受付けました。
児童からは「電気のムダづかいを止める」「ゴミ分別をする」「水は出しっぱなしにしない」などのアイデアが多く出ていました。
発電所見学会は10/26、5年生の野底山遠足に合わせて実施しました。
この日は気持ちの良い快晴。絶好の遠足日和です。

野底山森林公園から林道を歩いて、野底川から水を取り込む取水設備や水圧管、発電所建屋の水車・発電機を見学しました。
社員から設備について説明を聞くと、子どもたちは学習カードに丁寧に書き込んでいました。
見学会は上郷地域まちづくり委員会の方も同行して、一緒に見守ってくださいました。

上郷小学校の環境学習は、上郷地域まちづくり委員会から学校側へ提案して、今年初めて実施しましたものです。
このような学習活動が、自分の暮らす地域や再生可能エネルギー事業への理解を深めるきっかけになれば嬉しいです。