2021年6月から発電を開始した『ソーラーシェアリング』のおひさま発電所が、飯田市立山本小学校の近くにあります。

ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)とは、CO2ゼロの電気を作るソーラーパネルの下で、農業も一緒に行い、おひさまのエネルギーを発電と農業でシェアするものです。
太陽光パネルの間に適切な間隔をとることで、畑の作物にも生育に十分な光が届きます。
発電事業者から見ると「農地を発電に使うための許可、背の高い架台のため強度を確保すること、営農を継続すること」など、従来の野立て発電所よりも設置に向けたハードルはあります。
しかし、ソーラーシェアリングは農業に加えて売電収入も追加になること、温暖化防止に役立つという魅力があることで、そのままでは手放され荒廃してしまう耕作地を守り、『自然エネルギー×農業』による付加価値の高い新たな農業を展開できます。
また、世界中が取り組むカーボンニュートラルに必要な自然エネルギーを増やしていくために、平地の少ない日本では農地の上を有効利用する手段とも言われています。

本格的な春が訪れた飯田。
発電は順調で、青空の下でソーラーパネルが輝いていました。
そして、パネル下では地元の農業法人・七久里農園さんにより、ネギの苗が定植されています。
おひさまを分け合ったネギ、冬に収穫を迎えたらぜひ食べてみたいですね〜
