弊社の新たなチャレンジとして、2017年から飯田市を流れる野底川で小水力発電事業の実現に向けた調査、手続きを進めてきました。
昨年以降、水車の選定などの詳細設計、地域の皆さんへの水力発電に関する講演会、説明会の実施などに取組み、いよいよ着工に向けた最終段階を迎えています。
事業費の一部は市民ファンドを募集する予定です。
7/27(火)、この事業のファンド募集窓口となる、おひさま自然エネルギー梶i名古屋市)と、おひさま進歩エネルギー・飯田まちづくり電力社員の現地見学を実施しました。
野底山森林公園奥のゲート(普段は施錠)を通り、林道を山奥へと進みます。

川から水を取る取水設備を設置予定の砂防えん堤。

砂防えん堤付近、構造物設置の目印として設置した杭、テープ。

砂防えん堤から1キロ下った林道脇が、発電所建屋の予定地。
発電所建屋内に、水車や発電機等を据え付けます。

発電所で使った水は、野底川へと戻します。

野底川はその水量や立地から発電所建設の候補地として選定。
2018年から1年半にわたり事業可能性調査や生物調査を行いました。
調査や計画に当たっては、地権者である地元財産区や漁協、まちづくり委員会(地域住民の自治組織)など、地域の関係者の皆様にご承諾を頂きながら進めてきました。
発電所の想定発電量は340㎾。
約700軒分の電気をまかなえる規模です。
小水力発電事業を行うため、今年5月には特別目的会社(SPC)として「野底川市民発電株式会社」を設立。
同事業の資金の一部は、市民ファンドでまかないます。
小水力発電事業、市民ファンド募集の詳細が決まりましたら、ホームページ等でお知らせしていきます。