• もっと見る

ヨットでぐる〜り日本一周

本州&北海道を時計回りに
港々を巡りながらの約5カ月の航海。

つぎの港に待つものは…?
たぶん愛、きっと愛。

ベテランセーラー2名と
ビギナー1名で挑む、
マプアナ号(OKAZAKI32)、4度目の長期航海の記録です。


塩釜港四日目 [2010年08月12日(Thu)]
台風の進路をチェック。思ったよりも急カーブで日本海側の東北を直撃しそうだ。

10:00 仙台在住の塩釜セーラーIさんが、浦霞の焼酎という塩釜にしか出回っていない極めて珍しい焼酎を差し入れに来てくれる。うっほほ〜い。

松島の観光船が避難してくるというので、スペースを空けるために前に詰めるように要請される。まあ、かまわないのだが、観光船や漁船と同じ感覚でバウとスタンの舫いを引っ張っていけばいいと思っていたらしい。

ヨットはそういうわけにはいかないので、Iさんにも手伝っていただき、すべての舫いを解除し、サイドアンカーを打ちなおし、再び舫い直すという作業を目にして観光船の人は、恐縮していた(しかも、その後の台風の進路で松島から避難してこないことになった)。

Iさんに魚市場近くの蕎麦屋に連れて行っていただく。

その後、塩釜のプレジャーボートの修理を請け負うマリンシステムへ。ここのオーナーもヨットの改造マニアのようで、キャプテン・ヒロセと話が盛り上がる。


パイオニア9を改造したヨットを見せてもらうが、ポリカーボネート板を湾曲させてコックピットが戦闘機のようになっている。しかもスライド式なので、ますます突撃機みたいな仕様。船首には手製のバルバスバウも。

14:30 Iさんの予想通り雨が降り出す。秋田を直撃しそうだが、ここ塩釜は雨も風もそれほどひどくはならないだろうと言う読み。Iさん、いろいろお世話をしていただきありがとうございました。今度は浦戸諸島をのんびりクルーズしてみたいです。

15:30 雨が小降りになったので、歩いて「港湯」へ。その後、夕食の買出し。イカ刺し、カツオ刺し、タコ刺しほか。港に戻ると大潮の満潮なので海が溢れていた。まるでベニスのようだ(行ったことないけれど)。サイドアンカーのロープを引いて船を岸から離す。


17:00 秋田市に台風4号上陸。東北東へ55kmのスピードへ進んでいる。

日が沈むころ、西の空が異様に赤くなった。黒い雲が赤く染まって鳳凰が羽ばたいているように見えた。美しい。

↑一瞬で消えてしまった。

浦霞の焼酎は、ほんのり甘い香りがある。ボトルもすっきりしているので、これはグラッパみたいな感覚で飲める。昨日の「マリンゲート塩釜」内のトラッテリア「ブレア・マリーナ」などに置くと地方の特色が出ていいのではないかな。

22:00 なんてことを書いていると生暖かい風が強くなってきた。
| 次へ
プロフィール

せいさんさんの画像
リンク集
https://blog.canpan.info/ohirune2001/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/ohirune2001/index2_0.xml