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ヨットでぐる〜り日本一周

本州&北海道を時計回りに
港々を巡りながらの約5カ月の航海。

つぎの港に待つものは…?
たぶん愛、きっと愛。

ベテランセーラー2名と
ビギナー1名で挑む、
マプアナ号(OKAZAKI32)、4度目の長期航海の記録です。


それいけマプアナ号!
勝浦港〜葉山港(フィニッシュ) [2010年08月18日(Wed)]
0330 出漁する漁船の引き波が大きく、目が覚める。

0510 122日目の朝。ホームポートの鐙摺を目指して出港。湿気が凄い。

0700 鴨川沖。心配していたほど、霧は濃くない。1ノット弱の逆潮。

0840 千倉沖。潮の影響はほぼない。

↑0940 野島崎沖。若干追潮気味になる。

1020 布良沖。北東の風が吹き出す。乾いた涼しい風にほっとする。

1130 洲崎沖、北北西に進路を取り、ジブを広げエンジンを切り帆走で東京湾を横断。5ノット前後をキープできる。


↑1200 さすがに東京湾だ。いつもより本船の数は少なめだが、コンテナ船、客船、潜水艦などを眺めながら、そうめんを茹でて食べる。


↑1400 城ヶ島沖。風が弱まり、蒸し暑くなる。いよいよ相模湾。 

1445 亀城近くで風がなくなる。ジブダウンして機帆走に。

↑葉山御用邸沖をすぎて

↑1550 葉山鐙摺港到着。



ただいま〜〜っ!

(59.9マイル)

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本州+北海道一周 122日。3500マイル
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あ〜、面白かった! 航海で出会ったヨットマン、漁師、水産関係者のみなさん、そしてブログをよんでくださった皆さん、どうもありがとうございました。さて、次はどこへ行こうかな?

銚子港〜勝浦港 [2010年08月17日(Tue)]
0200 対岸に碇泊していた巻き網船団が出港。大きく揺れる。

0510 葉山を出港してから121日目の朝だ。銚子港出港。利根川河口の浅瀬には、観音モタレ、一人塚モタレとモタレとつく名が多い。モタレってなんだろう。

↑ああ、今日も暑そうなイエロー太陽。

すぐに霧が濃くなる。視界は0.2マイル程度。何も見えない。レーダーオン。

0615 レーダーには小さな漁船らしき影がたくさん現れた。近づかないように早めに進路変更を繰り返す。

潮のよどみにゴミが溜まっている。アカクラゲがたくさん浮いていた。霧は濃くなったり薄くなったり。

0640 大きなウミガメをわりと近くに発見。ヨットがそばを通っても潜って逃げずにのんびり浮かんでいた。

0715 霧が再び濃くなる。髪の毛がびしょびしょに濡れるので、タオルを頭に巻く。

0745 九十九里沖を南下。霧がどんどん濃くなる。レーダーには四方八方に漁船の群れ。エンジン音も聞こえる。いきなり目の前を漁船が猛スピードで走り去っていった。てめえ、わざとかよ! 潮の影響はあまりない。

1000 九十九里を半分ほど経過したようだ。ミズナギドリが霧の中を滑空している。

1025 大東埼手前で逆潮が2ノット。エンジンを2500回転に上げる。逆潮はどんどん強くなる。気持ちよく波切って走っているので、速く感じるのだが、対水速度7ノットなのに対地速度は3.5ノット。

1130 エンジンを3000回転に上げる。対水7.3ノット、対地4ノット。流れが強いので、進路を左右に大きく振られながら進む。

視界がやや良くなる。それとともに猛烈な暑さ。タオルを水で濡らし、カラダを拭き、涼を取る。

1300 大東崎沖。相変わらず2.5ノットの逆潮。港湾案内の海域の特徴を読んでも、勝浦以南の沿岸は黒潮がかなり接岸して北東〜東の強流を見せるが、勝浦以北、九十九里沿岸の流向はまちまちで、1ノットを超えることは少ないとあるのだが。やはり黒潮の支流がかなり北まで沿岸に流れ込んでいるようだ。

↑勝浦港入り口。

1620 勝浦港入港。桟橋は釣り人でいっぱい。とりあえず空いている場所に係留するが、ここは係留禁止のようだ。釣り人が帰るのを待って移動するしかないか。

しかし、桟橋、桟橋付近の海面はゴミだらけ。コンビニ飯の残骸、ペットボトルに缶、釣り道具のパッケージ…。こませの匂いもきつい。

↑汚れた場所はより汚くなるという法則もある。ゴミは持ち帰れと言うより、まずは港全体を清掃をした方がいいのではないだろうか(してるのかもしれないけれど)。

それにしても釣り人のマナーはひどい。といって肝心の漁師もどれだけ環境に気を使っているか、かなり疑問なのだが。ゴミを捨てれずに山のようにゴミを積んでうろうろしているヨットマンはえらい。シーかヤッカーはもっとえらい。

環境保全っていうより、ゴミを減らすことが、ビジネスやマネー、いくら儲かると言ったほうが話はきれいになる時間は早いのだろうけれど。

それはさておき、地元の漁師に聞くと、海保のポンツーンの内側にある桟橋の海側なら泊めてもいいとのコと。ありがたい。早速移動して舫いを取る。この桟橋は関係者以外立ち入り禁止区域なので、きれいだ。

(60.1マイル)

注意歩いて10分、銭湯「松の湯」(400円、不定休)へ。入浴後、「さわ」(0470-73-7171)で地魚を食す。

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勝浦港
トイレ・不明
風呂・{松の湯」 400円、不定休。旅館松の家の近く。
コインランドリー・これも旅館松の家の近く。
コンビニ、食事処・それなりにある。
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大洗マリーナ〜銚子港(千葉県) [2010年08月16日(Mon)]


0540 大洗マリーナ出港。港を出てしばらくするとイルカが数頭漂っていた。鹿島灘を南下。うねりも波も風もなし。今日も暑くなりそうだ。

0645 ジブを広げる。対水6.5ノット、対地6.0ノット。やや逆潮。うっすら霧がかかってきたのでレーダーをオンする。

0730 ジブダウン。逆潮の影響なくなる。

0800 レーダーが3マイル先に巨大な影を映す。やがて、ぼんやり見えてきたのは巨大なバラ積み船。ここらから先、水深30mラインに大きな貨物船がアンカリングしていた。鹿島港入港待ちか。もう少し霧が濃かったら、レーダー無しではいやな海域だ。

↑タンカー、LPG船、チップ船などが十数隻アンカリングしていた。

1100 銚子港のマリンタワーが見えてくる。

1140 銚子マリーナのKさんが自艇で迎えに来てくれた。河口なので2ノットの逆潮。停泊可能な漁港の場所を教えていただく。

↑先導してくれた「笠雲」。男兄弟3人ともにヨット乗り。まさに兄弟船。

1230 第2漁船だまりに碇泊している底引き船に横だきする。7〜9月は休漁期なのだそうだ。

↑操業しているのは2艘式の巻き網船。漁探船、運搬船と組んで操業する。

(39マイル)

Kさんがスーパーまで送り迎えをしてくれる。その後、創業江戸中期という由緒正しい「大新旅館」で入浴。なんと315円。卓球台あり。

今日も居酒屋で酒を飲んで寝る。

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注意銚子漁港(第2漁船だまりの一番奥。本通公園北の信号近く)
トイレ・あり(徒歩5分、本通公園内)
風呂・大新旅館(徒歩3分。315円。年中無休)
コインランドリー・あり(徒歩5分、新興橋そば)
食事処・海鮮系食堂、「鈴女(すずめ)」、「香海」(徒歩3分)
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明日は勝浦に向かう予定だが、勝浦港はカツオ船やほか漁船が増えているので、泊める場所がないかもしれないよ、という情報。さてどうする。

しかも、この夏は黒潮の分流が大島内側まで流れていて、逆潮4ノットという情報も。ううむ、さてどうする。

ただ、明日はラッキーなことにおおむね北東の微風。潮具合は分からないが、最悪、勝浦には入れなくても……なんとかなるのかなあ。
四倉港〜大洗マリーナ(茨城県) [2010年08月15日(Sun)]

↑四倉港。明るいうちに入ればなんてことないのだが。

0520 四倉港出港。明るくなってあらためて見ると、無理やり作った港なのだろう迷路のような構造になっている。停泊したのは第一船だまり。昨晩見えなかったロープやビン玉、浅瀬を示す竿などが明らかになると、ぞっとする。

くもり。南の微風。うねり、波ともに穏やか。塩屋岬がうっすらと見える。

0700 霧が出てくる。1マイル前後。ゴミのように見えたものはウミガメ。我々が近づいたので、あわてて潜水するカメ。申し訳ない感じ。

0800 霧が濃くなる。汽笛がなったので、レーダーレンジを3マイルに上げる。2〜3マイルに4隻の本船らしき影。こちらもフォグホーンを鳴らす。小名浜港に出入りする船のようだ。

1000 川津港沖。たまにトビウオが跳ねる程度で、漁船も海鳥も見かけない。退屈。ラジオで甲子園の中継を聞く。沖縄興南の島袋はいい投手だなあ。

1100 ジブを広げる。0.5ノットほどスピードが上がる。1ノット前後の坂潮。

1300 日立港沖。視界が良くなる。釣りをするモーターボートやジェットスキーがちらほら。海岸沿いにずーっと建物が建っている。都会に来た感じ。茨城なのに。

1400 那珂川沖。

1445 大洗マリーナに係留。港に入る前の左側、牡蠣の養殖のようなものが見える。近づいて目を凝らしてみるとあふれんばかりの海水浴客の群れだった。今日は水戸も37度。遠目だが水着の女性を見たのはこの夏初めて。都会に来た感じ。茨城なのに。

↑牡蠣いかだと思いきや海水浴客。

(56.2マイル、9時間30分)

徒歩5分のところにある「ゆっくら健康館」(500円)に行くが、お盆休みの最終日、海水浴客が詰め寄せて満員。入場制限中で入れない。

↑まさかの入場制限。

なので、先に夕飯を近くの「金藤」にて済ます。

1930 再び「ゆっくら健康館」へ行き入浴。

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大洗マリーナ
30ft3000円。
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塩釜港〜四倉(よつくら)港(福島県) [2010年08月14日(Sat)]
0515 舫いロープを解除し始める。30分後、抜錨完了。湾入り口で「ミスティ」にミート。今日は相馬か久ノ浜を目指す予定だとか。

↑波きりよく滑って走るミスティ。

↑雨の浦戸諸島

東経141度12分46秒まで沖出しし、後はひたすら南下する。南からの微風。うねり、波ともに小さく台風の余波は少ない。

0900 38度05分95秒

1000 38度00分12秒

1130 37度50分55秒

1230 37度45分40秒

1330 37度39分50秒

と、やや逆潮気味だが 確実に南下。天気は不安定で曇り時々雨。ときどき晴れ。

日本海に発生した低気圧が悪さをしているようで、北海道、東北地方に突風、集中豪雨などの被害をもたらしているようだ。

1500 銚子港の知り合いから電話が入る。犬吠崎は大荒れ。風速15m、波高3m。銚子につくころには風も波も治まるかも知れないが、様子を見たほうがいいのではとアドバイスを受ける。

雨も降ってきた。オーバーナイトで叩かれまくるのもうんざりなので、四倉漁港へ逃げ込むことにする。とはいっても、これからだと港に着くのは1900ごろになるはず。日没後に知らない港に入るのは神経をすり減らすので、なんとか早めに着きたい。エンジンを3000回転に上げ7ノットで機帆走。

ラジオのニュースでは秋田新幹線も止まったとか。

プロペラシャフトのシールから水漏れが激しくなる。1時間に1度水をくみ上げ捨てる(毎回1リットル)。

1700 雨が上がり阿武隈山脈が夕焼けに染まって美しい。

↑右舷側、広野火力発電所沖

↑左舷側には虹が。

1830 久ノ浜港沖で日没。四倉港の灯台が見えてきたが、このぶんでは手探りの着岸になりそうだ。

手元にある港湾案内は10年前のものなので、変わっている場合も多いのだが、明るいうちなら変更地点も分かりやすい。しかし、日が暮れると漁港には照明設備がほとんどないのでほぼ真っ暗。変わってしまうとなにがなんだかわからない。

恐る恐る入っていくが、船が一艘もいない。水深2m。おかしい。しかも10年前の港湾案内では繋がっている部分が、砂に埋もれて通れなくなっている。案の定、間違った場所に突っ込んでしまったようだ。あわてて反転し、桟橋で釣りをしている人に大声で港への入り方を尋ねる。

釣り人は地元の漁業関係者なのだろう、親切に教えてくれるのだが、エンジン音と方言のせいでうまく聞き取れない。それでも大体の見当が付いたので、元に戻って入りなおす。

1930 漁船が溜まっている船だまりがあったので、漁船に横抱き。どっと疲れる。

風呂に行く元気もなく、酒を飲んで寝る。

(82.1マイル。13時間41分)

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四倉(よつくら)漁港

トイレ・道の駅よつくら漁港まで徒歩7分
風呂・いわき蟹洗温泉(太平洋健康センター 0246-32-2500)(年中無休。10:00〜翌9:00。入浴料2000円)
コンビニ・道の駅の先の信号を山側へ3分。ローソンがある
コインランドリー・コンビニの手前にあり。
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知らない港に日が暮れてから入る怖さを思い知った。3人ともへとへと。
塩釜港五日目 [2010年08月13日(Fri)]
0300 風が強くなりはじめたので、ビミニトップをたたむ。

↑台風一過。今日は暑そうだ。

0930 快晴。湾の中は静かだが、湾を出ると波が高いようなので、出港中止。各自自由行動。




→抜ヶ崎稲荷神社の祠群とお狐様。

←郵便ポストのマグロくん。

今日は塩釜で唯一の銭湯「港湯」の定休日。松島の浦島荘というホテルが日帰り入浴可能との情報があったので、1700に集合して電車に乗り向かおうとしたが、念のために電話を入れると、1人3150円とのこと(バスタオル、個室付き)。

予算オーバーなので、ネットで検索し、本塩釜から3つ目の多賀城の駅から徒歩7分の「ゆ処悠々」(サンホテル多賀城内022-362-3131)へと向かう(500円、10:30〜22:30.第3火曜日定休)。

入浴後、本塩釜に戻りマリンゲート内の「魚長亭」へ。明日からお盆なので、単品メニューは今日でおしまいとのこと。在庫一掃ではないのだろうが、のん兵衛の俺たちにたくさんおまけをしてくれる。旬の穴子煮、金華サバの塩焼き、生クジラの刺身うまし。

明日は天候がよければ、オーバーナイト30時間強行軍で銚子港を目指すつもりだ。
塩釜港四日目 [2010年08月12日(Thu)]
台風の進路をチェック。思ったよりも急カーブで日本海側の東北を直撃しそうだ。

10:00 仙台在住の塩釜セーラーIさんが、浦霞の焼酎という塩釜にしか出回っていない極めて珍しい焼酎を差し入れに来てくれる。うっほほ〜い。

松島の観光船が避難してくるというので、スペースを空けるために前に詰めるように要請される。まあ、かまわないのだが、観光船や漁船と同じ感覚でバウとスタンの舫いを引っ張っていけばいいと思っていたらしい。

ヨットはそういうわけにはいかないので、Iさんにも手伝っていただき、すべての舫いを解除し、サイドアンカーを打ちなおし、再び舫い直すという作業を目にして観光船の人は、恐縮していた(しかも、その後の台風の進路で松島から避難してこないことになった)。

Iさんに魚市場近くの蕎麦屋に連れて行っていただく。

その後、塩釜のプレジャーボートの修理を請け負うマリンシステムへ。ここのオーナーもヨットの改造マニアのようで、キャプテン・ヒロセと話が盛り上がる。


パイオニア9を改造したヨットを見せてもらうが、ポリカーボネート板を湾曲させてコックピットが戦闘機のようになっている。しかもスライド式なので、ますます突撃機みたいな仕様。船首には手製のバルバスバウも。

14:30 Iさんの予想通り雨が降り出す。秋田を直撃しそうだが、ここ塩釜は雨も風もそれほどひどくはならないだろうと言う読み。Iさん、いろいろお世話をしていただきありがとうございました。今度は浦戸諸島をのんびりクルーズしてみたいです。

15:30 雨が小降りになったので、歩いて「港湯」へ。その後、夕食の買出し。イカ刺し、カツオ刺し、タコ刺しほか。港に戻ると大潮の満潮なので海が溢れていた。まるでベニスのようだ(行ったことないけれど)。サイドアンカーのロープを引いて船を岸から離す。


17:00 秋田市に台風4号上陸。東北東へ55kmのスピードへ進んでいる。

日が沈むころ、西の空が異様に赤くなった。黒い雲が赤く染まって鳳凰が羽ばたいているように見えた。美しい。

↑一瞬で消えてしまった。

浦霞の焼酎は、ほんのり甘い香りがある。ボトルもすっきりしているので、これはグラッパみたいな感覚で飲める。昨日の「マリンゲート塩釜」内のトラッテリア「ブレア・マリーナ」などに置くと地方の特色が出ていいのではないかな。

22:00 なんてことを書いていると生暖かい風が強くなってきた。
塩釜港三日目 [2010年08月11日(Wed)]
台風避難の係留許可を港湾事務所に取りに行く。キャプテンは5年前の航海でもここ塩釜で台風避難の経験があるので、タクシーに乗って港湾事務所に向かうが、なんと3年前に移転していた。現在は東塩釜、塩釜水産物仲卸市場の近く。ネット情報でも経験値でも、やはり情報は念のために確認しないといかんですな。

←認可された許可証。

やっとの思いで、書類に記入し、決済が出るのを待つ。午後に連絡をくれるとのことなので、塩釜水産物仲卸市場を見学。どこでも魚市場の見学は楽しい。この市場は、買った鮮魚をすぐに無料で炭火で焼いてくれるサービスがある(12:30まで)。

↑日本有数の仲卸市場。一般人も買い物できる。

ここから自由行動に。

市場近くの「大入寿司」で上寿司(2100円)を食し、100円バスで本塩釜へ。

駅の観光案内所でレンタサイクルを借りる。保証料は1000円。これは市内で1000円以上の食事か買い物をすれば戻ってくるので、実質は無料に近い(10:00〜15:30)。

塩釜駅前「ふれあいエスプ塩竃」内にある「長井勝一漫画美術館」へ。僕が尊敬する「ガロ」
の創刊編集長、長井さんはここ塩釜出身なのだ。

塩竈神社にお参りし、自転車を返却。

↑202段の石段。桜でも有名な塩竈神社。」

台風シフトは以下のとおり

・ファーラーのジブセールは広がらないようにスピンシートをぐるぐる巻き。
・メインセールもシートでぐるぐる巻き。
・サイドアンカーのロープからからバウとセンターとスタンの3本舫いを取る。
・岸側はビットにチェーンを巻き、バウとスタンにそれぞれ2本舫いロープを取った。

↑大潮の満潮なのでもうぎりぎりって感じです。サイドアンカーは打っているものの台風の大波が来たら打ち上げられてしまうんじゃないか?と思うくらい。

お隣の松島は西と南の風に弱いそうで、明日、遊覧船が2隻、隣にやってくるとのこと。船泊まりなので明日の夜は賑やかだぞ!と観光船の人が言っていた。

17:30 歩いて10分のところにある「港湯」へ。400円。ここは月曜日と金曜日が定休。

雷と雨の中、夜はIさんに推薦された「マリンゲート塩釜」内のトラッテリア「ブレア・マリーナ」へ。カジュアルな値段で結構いい味でした。帰るときにも6人くらい直立で見送ってくれる体育会系的トラッテリアだ。

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「長井勝一漫画美術館」は小さなスペースなのだが、長井さんが育てたある意味狂気に満ちた漫画家たちの熱い思いが伝わってきて、気が付けば3時間くらいボーっとたたずんでいた。

白土、水木先生は別格として、ちょい先輩世代の南伸坊、渡辺和博、安西水丸、蛭子能収、ひさうちみちお…

同世代の根本敬、みうらじゅん、泉昌之、とり・みき、唐沢商会、内田春菊…

ちょい後輩の杉作J太郎、みぎわパン、本秀康、はなくまゆうさく…

出版社を辞めてほぼ1年たつが、「ガロ」出身者の漫画家との仕事はとても楽しかった。というか、水木さんや蛭子さんと仕事がしてみたくて出版社を選んだんだよなあ、俺…。そんなことを4ヶ月に渡る航海の最後に思い出すとはね。

↑長井さんの似顔絵はもちろん二代目編集長の南さん。

塩釜港二日目 [2010年08月10日(Tue)]
快晴。うだるような暑さだ。

↑御座舟。日本三大船祭、海の日の行われるみなと祭りで神輿を載せ、100席のお供船を従えて海上渡御する。出番は1年に1度。そんなもったいない船の後ろにもやっているのが、マプアナ号。

台風避難で、航海がほぼ1週間延びることになったので、洗濯をしなきゃいけなくなった。ネットでコインランドリーを探し、市内を循環している「しおナビ100円バス」で塩釜駅へ(15分)。

ところが、これが古い情報で今はもう無かった。ネットの情報はこれだから怖い。塩釜駅前の交番で聞くと、別のコインランドリーが徒歩20分のところにあるという。

カンカン照りのなか、洗濯物の山を担いで歩くのはつらいので、ワンメーター、軟弱にタクシーを使う。コインランドリーは東塩釜の駅前にもあるようだ(未確認情報)。しかし、塩釜には、塩釜(東北線)、東塩釜、本塩釜、西塩釜(仙石線)と4つも塩釜とついた駅があるので、慣れないとこんがらがってしまう。

洗濯終了後、マット干し。昼寝。

夕方、「ブログを読んでますよ」と地元のセーラーがビールを持って差し入れにきてくれた。昨日、塩釜情報のコメントを寄せてくれたIさんだ。

Iさんにクルマで市内を案内していただき、その後、松島海岸にある「天然温泉 芭蕉の湯 いやしの館」(10:00〜20:00 第3水曜日定休 500円。松島海岸駅まで徒歩15分)まで連れて行ったいただく。

↑ゆったりとくつろげるお風呂でした。

↑ロボコン、仮面ライダー、忍者嵐、キカイダーなどが描かれた石ノ森章太郎電車。

仙石線で本塩釜に戻り、Iさんに教えていただいた、昔ながらの横丁にある焼肉屋「ひょうたん」へ。メニューは少ないけれど、肉がうまい。Iさん、いろいろありがとうございました。

↑昔懐かしの焼肉屋さん。

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Iさんとの雑談。

今年はやはり例年にない暑さ。ヨットでも、去年は夜、ストーブをつけることもあったとか。港も
いつもの年ならカジキの突きん棒漁の船で賑わうはずが、水温の関係か、カジキが捕れないので、まだやってこないらしい。

ここ塩釜湾では台風で被害を受けることはまずないらしい。多島湾であることに加え、北上した台風はスピードが速いので、あっという間に過ぎてしまうからだ。秋田、青森に台風が回るころになると南からの風が強くなる。

ここから南では、相馬港、松川浦漁港、小名浜港はあまり評判がよろしくない。久ノ浜(ひさのはま)港、四倉(よつくら)港は◎。とくに四倉港は近くに温泉施設がある。

塩釜は生マグロ水揚げ日本一で有名だが、これからの魚の旬は「ハゼの刺身」。

台風には強い塩釜港だが、さすがに津波には弱いようで、津波が来ると定置や養殖の魚網がぐちゃぐちゃにこんがらがって、クレーンで回収せざるを得なくなったそうだ。
女川港〜塩釜港 [2010年08月09日(Mon)]

0530 イカ釣り船が霧の中を続々寄港してくる。ここのところ不漁続きだったが、今日は漁になったようだ。朝ごはんはコンビにおにぎり。

0630 濃い霧の中、女川港出港。レーダーが無ければ出港はしていなかったろう。狭い水路だが、GPSに残っている昨日の航跡をたどりながら進む。

視界がどんどん悪くなる。視界が0.5マイルから0.2マイルくらいまで落ちる。

早崎瀬戸を通り、金華山の桟橋に係留し、お参りする予定だったが、この霧では無理なので、水深70mラインまで沖だしする。観光船が汽笛を鳴らしながら走っている。


←こちらもフォグホーンを鳴らす。

いつのまにか服や髪が霧でびしょびしょになっていて寒い。寒いと言ったり、暑いと言ったり、人間はなんてわがままなんだろう。

0845 霧の中から金華山のてっぺんが見える。5年前の航海で金華山に来ているキャプテンに印象を聞くと、「鹿しかいない島だよ」とのこと。この霧では松島も見えないかもしれないので、松島の印象を聞いてみると、「剥げた小さな島が汚ねえ海に浮かんでいるだけだよ」。いつだってクールだぜ。


0930 金華山の南。霧がいっそう濃くなる。濃霧警報がでている。突然、刺し網の旗が現れるので気が抜けない(レーダーには映らない)。

1020 霧がサーッと消え、いきなり夏の日差し。金華山周りは霧が立ち込めているので、海上には何も見えない。

1200 塩釜沖の宮戸島が見える。昼ごはんはコンビニ弁当。

1400 塩釜湾に入る。大型の観光船がたくさん走っている。湾なので水は汚い。塩釜港、本塩釜駅近く。観光桟橋に係留。観光船の発着所マリンゲート、スーパー・マックスバリューが目の前にある。

(47.3マイル)


岸壁が低い。満潮にあると10cmくらいしか余裕が無い。うねりが入ったら、フェンダーが打ち上げられて利かないだろう。台風4号の動き次第だが、ここで台風避難をする可能性もあるので、サイドアンカーを打ち、岸壁からヨットを離す。

燃料60リットル補給。銭湯が定休日なので困っていたところ、観光船の船長が水でよければと、桟橋の水道の栓をあけてくれたので、今日は水浴びで済ます。

1800 駅前の「養老の瀧」で夕飯。

・・・・・・・・・・
塩釜港
トイレ・マックスバリューかマリンゲート
風呂・港湯(月曜日定休)。他に近くにお風呂は無さそうだ。
食事処・駅前に居酒屋あり
スーパー・マックスバリュー(24時間営業)
コインランドリー・ないようだ
燃料補給・塩釜商会(022-362-0862)(ローリーは無い)
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サイドアンカーのロープの長さは水深の最低でも3〜5倍流すというのが基本。だが、キャプテン・ヒロセは水深4mくらいのここでもロープを60m流す。回収するときは苦労するが、アンカーロープの角度は浅いほうが効きがいいからだ。

明日、あさっては天気もいいし、風や波も安定しているので先へ進みたいのだが、現在の予報を見ると、12日くらいに台風は朝鮮半島を超え、日本海へと移動しそう。すると台風(熱帯低気圧)に向けて、風が流れ込むので、関東から北の海域は南の風が吹き荒れることになる。

となると、これからオーバーナイトで頑張っても、葉山まではたどり着けない。この先、台風避難に適した港は少ない。停泊スペースが無かったり、うねりがひどかったり、陸の孤島のような場所にあったりする港ばかりなのだ。

波風がおさまるのは1週間後くらいか。地形的にも町の規模的にも、ここ塩釜で1週間過ごすと覚悟したほうがよさそうだ。ま、夏のロングクルーズに台風はつきものだからしょうがない。これまで順調すぎて、台風に遭遇しなかったのが不思議なくらいなのだ。

ところで、観光船の船長と話をすると。毎年仙台七夕のお客のうち3000人くらいは松島観光に塩釜に流れてきていたのだが、今年は700人くらいしか来なかったそうで、最悪と言っていた。仙台七夕自体は観光客増だったので、くやしいはずだ。

まあ、個人的な意見ですが、松島自体、芭蕉が俳句で詠んだほどには感動するものではないのだけれど、景気が悪い話は寂しいね。
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