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トゥーちゃん最後のしごと [2015年12月17日(Thu)]
わんぱーく保育園へ だらずうさぎで登場
泣く子となつく子

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出発

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Posted by ginmori at 10:28 | この記事のURL
ペレット投入 [2015年12月16日(Wed)]
よっちゃんからのレポートです。

七色館のバイオマスボイラーにペレットが届きました。
消費が早くなる冬に向けて、サイロに約4t納入完了です。

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Posted by ginmori at 22:27 | この記事のURL
トゥーちゃんの似顔絵 [2015年12月16日(Wed)]
よっちゃんからのレポートです

3か月の任期を終えてあす旅立つトゥーちゃんに、蘭ちゃんから素敵なプレゼント。

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Posted by ginmori at 22:14 | この記事のURL
クロツラヘラサギ [2015年12月16日(Wed)]
東京で30年ぶりに再会した大学時代の友人が、絶滅危惧種のクロツラヘラサギの生息環境の保全活動をやっていました。
日本では九州や沖縄で冬を越し、朝鮮半島で繁殖し、台湾やベトナムにも渡っている、世界で数百羽になっている鳥です。
鳥の調査につける足環を指輪にデザインして会員を募っています。
一口千円、毎日レポートが届きます。


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Posted by ginmori at 00:47 | この記事のURL
筑波大講義2015 [2015年12月15日(Tue)]
今年も黒田先生のお招きで、筑波大学の非常勤講師としてひとコマ2時間半の授業をしてきました。
結局、なぜこのような活動を続けているのか?というような話しになります。

ゴブリン博士と2月のゴブリン展の打ち合わせもできました。
博士も聴講してくれてます。
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Posted by ginmori at 17:21 | この記事のURL
トゥーちゃんのお別れ会 [2015年12月15日(Tue)]
えっちゃんからのレポートです

今日は居場所のみんなで、トゥーちゃんのお別れ会をしました。
何をしようか考えて、肉好きなトゥーちゃんのために、ハンバーグにしました。
材料の買出しや仕込みは、料理が得意な青少年が請け負ってくれました。
玉ねぎを刻む手際もお見事!
ゲストより大根の煮付けも届き、手作りのハンバーグとサラダ、おにぎりとご馳走が並びました。
そして、ティータイムにはこれまた手作りのチョコレートケーキ!
それから、犬棒かるたをして最後の(まだ後2日ありますが…)交流を楽しみました。
トゥーちゃん、ありがとう!

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Posted by ginmori at 17:12 | この記事のURL
よっちゃんごっこ [2015年12月14日(Mon)]
よっちゃんからのレポートです
わんぱーくのふたごちゃん、
わださんごっこ(ピザ)に引き続き、
よっちゃんごっこを始めました!

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竹割り器で竹杭作ってた10月ころの記憶

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Posted by ginmori at 21:01 | この記事のURL
長久小4年生学習発表会 [2015年12月13日(Sun)]
11月21日の長久小学習発表会では、この夏に取り組んだエコチャレンジの授業について発表してくれました。
たまたま当日がゴブリンアートイベントと重なって わたし残念ながら見に行けませんでした。

当日の資料をY先生から預かって、今週末京都市で開催のエコチャレ・サミットで、大田市(長久小・仁摩小)の取り組みを報告してまいります。

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Posted by ginmori at 21:14 | この記事のURL
和田堰草刈り延期 [2015年12月13日(Sun)]
静間川にアユ1万匹プロジェクトの 草刈り作業がまた延期になりました。
12月の雨うっとおしいです。小雪がちらつくくらいならまだやる気になるんですが・・

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工事場所に隣接する堤防のこれだけの草刈りだからすぐ片付くはずです。
せっかくなので みんなと一緒に作業する来月の石集めの日にやりたいと思います。
予定日は1月10日(日)午前9時からお昼まで。ボランティア募集中です。

アユ一万匹プロジェクト 進行中 いまんとこ募金額は伸び悩んでますが、これからのボーナスとお年玉に期待してますよ!

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Posted by ginmori at 14:49 | この記事のURL
七色忘年会2015続 [2015年12月13日(Sun)]
さとしからもレポートです

毎年恒例「介護施設七色館大忘年会」にゆきみーるの青少年とスタッフが招待していただきました。
御厚意に応えるべく、全員で体を張りながら楽しみました。私は熱々ラーメン早食いの第1グループで優勝し、他のスタッフは見ての通り色々と頑張り…
日頃からNPO・居場所の活動を応援して下さっている七色館の皆様、素敵な時間をありがとうございました!

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Posted by ginmori at 11:33 | この記事のURL
七色忘年会2015 [2015年12月12日(Sat)]
恒例の七色館の忘年会に招かれました。
よっちゃんもトゥーちゃんも居場所のメンバーも大活躍。
みなさんの楽しい芸を満喫いたしました。

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Posted by ginmori at 21:44 | この記事のURL
アユと郷愁7,8話 [2015年12月11日(Fri)]
高橋泰子理事長の故郷エッセイ、残念ですが、これで一段落だそうです。
次回からは新ステージでの展開をお楽しみに・・・連載は続きます。

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 母は気の強い人である。私が言うのも変だが、私の10倍と思ってもらうといい。10倍は言い過ぎとしても絶対に5,6倍は堅い。言い出したらきかない。おまけにおしゃべりでもある。今の私を知っている人ならば、昔の私が無口の上に一人でいるのが好きだったことなんてにわかには信じないだろう。そこで私が、「本当なんだってば!」と言えば、口をそろえて「じゃあ、お母さんがしゃべり過ぎなので、そこから逃れるための生体防御だったんじゃない。」と言うだろう。

 母の実家では乳牛を100頭ほど飼っていて、その乳を元に叔父達が牛乳屋と農業を営んでいた。獣医だった父が母と結婚して「マスオサン」的に入り込み、互いの都合の良さから同じ敷地で生活していた。生業が大きいので炊事場のある食卓には使用人も含め沢山の人が座る。それでも一辺では座り切れないので席が空くまでご飯はお預けとなる。折角ご飯にありついても次の人のために早く食べなければならない。したがって、兄弟が一緒に食事をすることなんてあまり記憶にない。

 私は兄弟3人の真ん中で、2つ上に兄、3つ下に妹がいる。ある日の夕飯時、珍しく兄弟3人が揃って食卓に座ることができた。お腹がペコペコである。母は料理が上手だ。その中でもカレーライスが絶品である。献立のサイクルから言えば今夜はカレーなはずだ。ところが目の前にはご飯とみそ汁、そして小さなアユの塩焼きが3匹である。兄弟3人ともにがっかり。もちろん3人共に「えー!」と反撃するも、母の威嚇にいちばん気の弱い兄がぼそぼそと食べ始める。これだけでも褒めていいものを母は「食べ方が汚い。」「まだ身が残っている。」などと、とにかく喧しい。食べようとしない私と妹に雷が落ちる。妹は抵抗しても無駄だと裏切って食べ始めた。そして2人とも母の隙を見て逃げ出す。こうなると怒りがマックスになった母はガミガミと私に向かってくる。折角の夕食が台無しだ。同じ食卓にいる使用人がかばってくれるが、母は耳を貸すどころか怒りをその使用人にも向ける。いたたまれず「やこちゃん、我慢して食べれ。」とその人も裏切って私に矢を向ける。

 しょうがなく、泣きながら食べ始める私に、やはり「もう少しきれいに食べろ。」と追い打ちをかける。「食べたくなかったんじゃないわい。カレーだと思っていたのに違ったからだい。ここで、食べなかったらここの雰囲気が悪くなるからだわい。」と泣いている自分の不恰好さに言い訳をする。その時の3匹のアユには「美味しく食べてやれないでごめんね。」と思いつつも、アユを見ると内臓よりも苦いものを思い出す。

 アユと郷愁(4)で書いた囲炉裏の上に干してある竹串に刺さった茶色から黒のグラデーションのアユ。いつか一斉に無くなっていることがある。「どうしたんだろう?」と思っていても、いつの間にか忘れてしまうような出来事だ。数年が過ぎたある日、その謎が判明した。

 学校から帰った私は炊事場か、囲炉裏の部屋を覗く。炊事場は母か祖母、囲炉裏端は祖父の姿を求めてである。今日に限って騒がしい炊事場を尻目に、囲炉端を覗いて見た。昼寝をしているかと思った祖父の姿はそこにはない。しようがなく炊事場に行こうとすると、2、3人がやってきた。母達だ。「泰子、帰ってたの?ちょっと手伝え。」しまった。見つかってしまった。帰る早々、使われてしまう羽目になった。母がいる安心感よりもドジった自分の間の悪さを恨めしく思う。

 大人が吊るして籠に刺さった串刺しのアユを下して板の間に運ぶ。私はその籠から一本一本串を抜き取る役目だ。その次はばあちゃん。串から形が崩れないようにアユを丁寧に抜き取り鍋に入れる。甘露煮にしてお世話になった家に歳暮代わりに持って行くらしい。そういえば、父が往診に行く時、新聞紙に包まれたそれを手渡されていた。でも、長い間燻されたそれは灰にもまみれている。そんなことは構わないらしい。なのに、私が串から抜こうとすると叱られる。形が崩れると価値がなくなるという。

 手持無沙汰になった私は母に甘露煮の作り方を聞く。ここぞとばかりに喋り始めた母の話がとまらない。「何日か水煮にして砂糖、醤油を入れる。形が崩れないようにするためには甘露飴を入れると良い。それも量的には…。」までは良いが、段々と話がそれる。「料理の基本はさ・し・す・せ・そ、さは砂糖…。」と始まると手が付けられなくなる。一通り聞き流し、タイミングを見計らって「しっこ!」と大声を出し逃げだす。便所ではなく、みんなが待っている秘密の基地につく間、アユたちが一斉に無くなるのはこれだったんだ、と合点する。
Posted by ginmori at 21:08 | この記事のURL
林業と木材2日目 [2015年12月11日(Fri)]
みーもスクール大田一中の 1年生150名を対象とした座学を 5クラス分2日間かけて行いました。

植林から伐採までの流れ、木材市場、木の値段、製材所など 普段は見ることのない世界の話をきかせてあげました。
そして、金属やプラスチックと木材の違い、CO2を吸収して育った素材としての価値についても伝えたかったことです。

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Posted by ginmori at 16:02 | この記事のURL
生協しまね地域ステーション初日 [2015年12月10日(Thu)]
さとしからのレポートです

本日が生協しまねの地域ステーション初日でした。

ゆきみーるでは毎週木曜日に生協しまねから地域ステーションの委託を受けて、高齢者を中心とした地域の買い物支援と若者の中間的就労・体験を組み合わせて実施します。

スタッフ・青少年ともに初心者マークですが、皆様に温かく見守って頂ければ嬉しいです。

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Posted by ginmori at 22:46 | この記事のURL
田園回帰1%戦略 [2015年12月10日(Thu)]
大田市地球温暖化対策地域協議会主催のセミナーに参加しました。
市民会館中ホールは満員御礼。
ゆうべNHKクローズアップ現代でご出演を見たばかりの、藤山浩さん(島根県中山間地域研究センター)の基調講演 「脱温暖化+防災+定住=三位一体の地元づくり」

田園回帰1%戦略という、ちょっとがんばれば手の届きそうな目標が 大田に元気を与えます。
五十猛町が市内ではいちばん人口減を食い止めているという分析にもびっくり。

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Posted by ginmori at 17:29 | この記事のURL
木工教室で [2015年12月10日(Thu)]
大田市立第一中学校の1年生を対象とした 今年度が最初のみーもスクール。
技術家庭科の木工  現在の学習指導の区分では「材料と加工」という単元です。
島根県産材での木製ベンチづくり。
初回は座学で「林業と木材」についての学習。5クラスあるので今日と明日です。

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Posted by ginmori at 17:14 | この記事のURL
12月ゆきみーるカフェ [2015年12月09日(Wed)]
さとしからのレポートです

本日、第二水曜日15時〜17時はゆきみーるカフェの日でした。

毎回ちょっとずつ集まるメンバーが異なり、面白いです。今回は自己紹介的があったり、恋愛対象の話があったりと、今までとは異なる流れでした。

1月もやりますので、皆さんお待ちしております!

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Posted by ginmori at 20:50 | この記事のURL
生協ステーション始動前研修 [2015年12月09日(Wed)]
えっちゃんからのレポートです

今日は、明日から始まる生協ステーションにあたり、高橋理事長より、お手伝いに参加予定の青少年に向けて「生協とは?」というお話をしていただきました。
理事長が生協と出会い活動されてきた経緯や、そもそも生協とはどういう団体であるかなどお話を聞きました。
今回の生協ステーションのお手伝いは中間就労体験であり、みんなの経験値になること、そして、ただ単に商品を仕分けるだけではなく、みんなの心もシェアして笑顔と一緒に届けて欲しいと激励されました。
さあ、いよいよ明日から始動!!
また、経過を報告したいと思います。

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Posted by ginmori at 20:22 | この記事のURL
アユと郷愁5,6話 [2015年12月09日(Wed)]
高橋理事長の連載です
クラウドファンディングの寄付は数日足踏み状態ですが
この話よんで心動いた方は ぜひ静間川のアユにご寄附くださるか、お友達にも情報共有お願いします。
https://readyfor.jp/projects/ayu

 囲炉裏端での宴の最中、酒や肴の加減を見に母が覗く。ついでに吊り下げられているアユの串を何本か抜いていく。明日の朝の味噌汁の出汁にでもする気だ。母はあまり背が高くない。手が届きそうな都合の良いところにある魚は、客が座しているので押しのけてまで取ることができない。結局、入口に近いいつも同じような処から外すしかないらしい。アユの茶色と黒のグラデーションはこのせいだと後で合点した。
 母がわざわざ明朝の味噌汁の出汁のために魚を外しに来るわけは他にもある。私だ。母は部屋に入るなり、「早く風呂に入れ、他の兄弟のところに行って早く寝ろ。」の目配せをする。時には、ばあちゃんまでおんなじことをしに来る。冗談じゃない。どんなに後で怒られるとしても、炭火のあったかさ、清酒のプーンと鼻を突く臭い、そして炙られた魚のにおいに包まれたこの部屋の居心地には勝てないのだ。
 近所のおじさん達は酒のせいもあって気が大きくなっている「まあ、まあ。たまにはいいじゃないか」と援護射撃をしてくれる。囲炉裏端にいれば天下無敵なのだ。いい気になっていつまでも動かない私は案の定、次の日起きられず、こっ酷く叱られるのだった。

 これまで書いた「アユと郷愁」の文は、50数年も前の思い出話だ。無論、記憶違いのことや教えてもらったにしても思い出せないことだってある。今、じいちゃんが生きていたら道具の呼び名や使い方、年代そして季節が違うぞ、なんていうことがあるかもしれない。でも、いいや。今更、私を叱れるツワモノは傍にはいないからね。
 「気にしない。」とは言っても、漁の方法で未だに名前が思い出せずに、何十年も気になっているアユの採り方がある。私の故郷には、以前紹介した伊達正宗が掘らせた農業用水路の他に県北部から中部を流れ、石巻市で旧北上川に合流する江合川という一級河川がある。その畔にいる思い出の中の私は軽装だが、この時の季節が夏なのか秋なのか定かではない。小学校低学年でも渡れる位になった水量の川で、こちら側から対岸までを大きな石を伝って行ったり来たりしている。
 そこに見えるのは、川幅一杯に工事現場の足場のように組まれた竹材。その上に、これまた1メートル四方の竹で平らに編んだワナが置いてある。もちろん、その一つ一つが流されないように蔦でしっかりと括り付けてある。上流から泳いできたアユは残念、ここで一網打尽に捕まえられるのだ。そこからは私とアユとの勝負だ。ワナにかかったアユは逃げようと、体全部の筋肉を使ってピチピチ跳ねる。あまりにも沢山だ。あちこち目をとられていると、私がそこにたどり着かないうちに逃げ出すやつの方が多い。そういう運のいい奴は命拾いした上に、次の世代に子孫を残す。
 今になっても思う。あの時、捕ったアユを逃がしてやるか、川の半分だけのワナにしていたら、江合川はアユであふれていたのだろうか、そして、この漁の名前が知りたい、と。

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著者・・左はし
Posted by ginmori at 00:51 | この記事のURL
居場所の大掃除 [2015年12月08日(Tue)]
えっちゃんからのレポートです

年末ですから、居場所も大掃除です。
大田こどもセンターさんからお借りした本もあるので、書棚をついでに入れ替えながらの掃除です。
次回は、本棚などのレイアウトも変えてみる予定です。
青少年が過ごしやすい様に、青少年の意見を取り入れて模様替えが進みます。

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Posted by ginmori at 19:42 | この記事のURL
野焼きのゼッケン製作中 [2015年12月08日(Tue)]
えっちゃんからのレポートです

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3月の三瓶山はじめ各地にレンタルして使う野焼きゼッケンの製作が始まっています。
全国草原再生ネットワークが公益信託 富士フイルム・グリーンファンド様の助成金を受けて、不燃布(ノーメックス)で作っています。
アイロンでスポンサー名を接着しているところです。
Posted by ginmori at 19:39 | この記事のURL
会議室の大掃除 [2015年12月07日(Mon)]
えっちゃんからのレポートです

いよいよ年末。今年もあと少しということで、居場所の青少年とゆきみーるの大掃除をしました。
いつもはサラッと済ませるところですが、大掃除ですから、気合いを入れて、しっかりと磨きました。
掃除は成果が見えやすいので、けっこうノリノリで作業してくれる青少年もいましたよ。
お陰で40分で中会議室がピカピカになりました。

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Posted by ginmori at 23:35 | この記事のURL
アユと郷愁3,4話 [2015年12月07日(Mon)]
高橋泰子理事長の連載です

 傘をさしていても濡れてしまうような雨の日、学校から帰るといつもは畑仕事でいないはずの祖父が、広い板の間に投網を広げて何か作業をしています。聞くと、漁をした時に引っかかった枝や、魚を外した時に空いた穴を修理しているとの返事です。

 その作業を見るのが面白く、何時間でも見入ってしまいます。糸を通した竹串のようなもので手際よく破けた穴をふさぎ、いや、編んでいくと言った方が正しいのかもしれません、もとの網の目の大きさにしていくのです。

 「こんな雨の日は、晴れの日のためにあるんだ。晴れの日のことを思って仕事するんだぞ。」幼い私は、「じいちゃんは何でも知っていて、何でもできるんだな。」と思うと同時に、祖父と一緒に魚を採りにいける晴れの日を想い、心がうきうきするのでした。

 冬の気配を感じると思いだします。黒くすすけた囲炉裏の部屋にこれでもか、というほどに釣り下げられた竹かごに、まるで川で泳いでるかのように体をくねらせて串に刺されたアユの姿を。椅子をもってしても手が届かない位高いところに刺してあるそれは、いかにも黒く、100年以上も炙られた梁と同じ色をしている。もしかしたら、100年そこに鎮座していると紛うほどです。手が届くところから上は茶色から黒色までのグラデーションになり、また黒くなるにしたがい固くもなっている。

 囲炉裏のある部屋にはその当時では珍しいテレビが置いてあり、それを見ながら串焼きのアユの加減を見させられる。時々裏表をひっくり返すだけだが、一応仕事としてテレビと居合わせることができるので嬉しい。時々、テレビを目当てに近所中のおじさんたちがやってきては、プロレス観戦をする。そこで、アユが焼かれてなんぞいたらテレビ観戦で済むわけがない。

 それでも祖父が帰って席につくまでは皆我慢だ。祖父は外仕事から帰ってくると必ずお燗した日本酒を飲む。その時間を見計らって人が集まる。「泰子、酒もってこい。ぐい飲みは○○個だ」と人数分の数を言う。ただでご相伴にあずかるのは悪いと思った輩は「やこちゃん,(私の愛称)悪いね。」と言って10円玉を握らせる。気前のいい人になると100円札だ。子どもにとっては大金である。嬉しくなった私は、炊事場から頼まれたもの以外に皿と醤油も運んでくる。早速、目の前のいい塩梅に焼けたアユとテレビを酒の共に宴会が始まる。

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祖父・・右

Posted by ginmori at 19:44 | この記事のURL
アユと郷愁1.2話 [2015年12月07日(Mon)]
高橋泰子理事長の連載です
クラウドファンディングのための応援募集のメッセージで
https://readyfor.jp/projects/ayu/announcements/32329
に毎日連載をしはじめました。
緑と水のブログ読者のみなさんにもぜひ読んでいただきたくて、こちらにも2日ごとに転載します。

 小さいころから無口で一人でいるのが好きだった私を、(今では信じられないのですが)祖父がことの外、可愛がってくれていました。仕事が忙しく、かまってくれない両親の代わりにどこへでも連れて行ってもくれました。もちろん、川に行く時もです。

 私の出身は宮城県の大崎市です。伊達正宗が一番初めに居城したところです。そこには彼が掘らせた川が今でも農業用水路として使われています。たまった泥をかき出すために川をせき止める時が、子どもが魚を簡単に採るチャンスです。いつもは水量が豊富で小さな子供が足を滑らせでもしたら流され、命の保証がありません。年に数回のチャンスに手掴みで魚をとる醍醐味は今でも忘れられません。川底から見上げる風景もたまらなく心を揺さぶる要素です。

 当時、捕った魚の種類など気にすることはありませんでしたが、家に持ち帰ると母たちが仕分けて串に刺し、囲炉裏で焦げないように裏表をひっくり返し、後に甘露煮にして食べさせてくれました。それがアユでした。そんな幼い時から私とアユの付き合いが始まっていたように思います。

 祖父は何でもできる人でした。その上、川にいる時はとても格好の良い人でした。遠い記憶なので季節が何時だったか思い出せません。連れられて川岸に立たされ「離れてみてろ」といわれました。祖父は投網を川に向かって放ちました。投網についているおもりがきれいな弧を描いて川をめがけます。おもりが川底につくと、今度は引き上げです。広がって川面に落ちた網が、今度はすぼまって引き上げられます。

 息をのんで見つめていると鉛のおもりの銀色に交じって、投網の目に挟まった魚がピチピチと跳ね回っています。大漁です。「早く取れ!」祖父が大声で私に言います。言われる通りに網から魚を外そうとしても、逃げようとする魚は捕まえられません。折角掴んでも泥にまみれた上にヌルヌルしていて魚籠に入れることができません。祖父に怒られまいと焦る私には、一匹がせいぜいです。

 全ての魚を手早く魚籠に収めた祖父は、その後も何回か投網を打ち、満足すると「帰るぞ」と私を促すのでした。帰途、魚籠の中の魚を見せて「今日は、泰子のお蔭で大漁だったな。」と労ってくれるのでした。

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Posted by ginmori at 19:38 | この記事のURL
イノシシ焼肉 [2015年12月06日(Sun)]
こないだのシシ肉です。
バイオライト・グリルの本領発揮。
2人前の焼肉にベストサイズです。
落ちた脂の炎が上がりますが、下からの送風が強いので、ふつうの炭火バーベキューほど焦げることはありませんでした。

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Posted by ginmori at 18:05 | この記事のURL
ワサビ田見学 [2015年12月06日(Sun)]
おばあさんがたったひとりで丹精しておられるワサビ田を見学しました。
何代ものご苦労が積み重なった生産基盤です。
山の高いところからじゃんじゃん水が湧いていました。

今年お体を悪くされてしばらく足が遠のいていた間に、ワサビの盗掘にあったそうです。
とんでもない奴がいます。

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春の国際ワークキャンプでワサビ田の整備をお手伝いすることにしようと思います。

おばあさんは加工・商品化まで おひとりで手がけておられます。

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石見銀山でお買い求めいただけます。


Posted by ginmori at 17:57 | この記事のURL
おおきな松ぼっくり [2015年12月06日(Sun)]
氏神様の新嘗祭に行って、境内のダイオウマツの松ぼっくりをいただきました。
2年ぶりに実がついて、こないだの強風で落ちました。

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みーもスクールで子どもたちにみせてやろう。
Posted by ginmori at 12:18 | この記事のURL
相愛保育園もちつき会 [2015年12月05日(Sat)]
よっちゃんからのレポートです

相愛保育園のもちつき会に参加してきました。

もちつきは父親の腕の見せ所。勢いよく杵を振り落とすお父さんにむかって園児たちは「ぺったんこ」と掛け声をかけながら応援しました。

園児たちは子ども用の軽い杵を使ってもちつき体験。トゥーちゃんも2回目のもちつきですが、もう手慣れたもので、今回は子どもたちに教える役回りです。

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Posted by ginmori at 23:20 | この記事のURL
第9回子育て座談会 [2015年12月05日(Sat)]
さとしからのレポートです

子育て座談会も9回目となりました。12名の参加があり、ミニレクチャーでは、「おこるとどれだけそんするか?」という小学2年生の書いた本(気になる方はネットで検索してみて下さい)を切り口にしてとても敏感な子どものケースから学び、その後は自己紹介とフリートークでまったりと過ごしました。

次回は2月13日(土)、ついに二桁10回目になります。興味のある方はぜひ気軽にご参加下さい!

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Posted by ginmori at 23:17 | この記事のURL
会費の現物払い [2015年12月04日(Fri)]
NPO法人緑と水の連絡会議正会員のY氏から 今年も年会費(3000円)の現物支払い

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イノシシの肉です!!
私が個人的に買い上げて現金化しているから大丈夫。
ほか皆様も 現物会費・現物寄付大歓迎ですよ。
Posted by ginmori at 20:21 | この記事のURL