10月12日(ハンブルク)9:00〜ハンブルク青少年連合での地方セミナーでした。
まずハンブルク青少年連合の説明を聞いてから、日本のユースワークの領域とユースワーカーの資格について代表2名が発表して、休憩の後、「ボランティアリーダーの研修」「職業としての研修」に分かれて分科会を行いました。
ハンブルク青少年連合は、社会に対して青少年団体の利益を代表しており、社会政治的助言・援助や、広報、教育活動などを行っています。
日本からの発表では、日本の青少年育成に係る資格制度について説明をしました。教育システムや、子ども若者育成支援推進法、資格の種類、NPO法人での有資格者や運営費用について、青少年
育成資格が活用されにくい現状など示し、モチベーションを高め、自主性を育み、人を巻き込むような指導者の育成研修について学びたいということを伝えました。
分科会では、私は職業としての青少年育成指導者の研修のグループに参加しました。
ドイツではグループワークが研修の中でとても重視されていて、車座・小さなグループ・地域のネットワークで互いを強化するようです。グループワークの中で、それぞれの参加者が専門家であるために、お互いに学びあいとなります。
青少年支援者・指導者は職業的にも確立されていますが、職業に就いた後も義務(感)から新しい教育内容の研修をどんどん受けるそうです。そのようなモチベーションは、どのように研修するのかを一緒に考えて、構成することで育まれていると聞きました。30〜40年前にはドイツでも日本と同様にインプットの多い状況で、スキルに偏っていたようですが、グループメソッドが研修に入ってきたそうです。現在では、幼少期からインプットだけでなく、アウトプットの機会が多く、研修評価も主体性作りもチームで行い、自身に何が足りないかですらグループワークで話し合うそうです。
そして、これまでの研修先で同様の言葉を何度も聞いていましたが、「自分が決定のプロセスに参加していれば、モチベーションが上がる」ということを改めて学びました。そして、その強烈な具体例をこの日の午後に見ることとなりました。
つづく