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ドイツ訪問先ふりかえり12 [2012年11月08日(Thu)]
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10月11日、13:30〜ハンブルク青少年消防団を訪問しました。
まずはバーベキューでの歓迎されて、それから消防団の説明とディスカッションに進みました。

ドイツでは伝統的に消防はボランティアが行っていますが、ハンブルクのような大都市ではプロとボランティアの両方があります。ハンブルクには87のボランティア消防団があり、そのうちの57団に青少年消防団があります。

活動の目的は、若者の社会への積極的関与を促し、青少年の育成と参画を支援するとともに、若者たちに消防署の責任あるボランティアメンバーとして勧誘し、共通のゴールや任務について理解
を促すということです。青少年ボランティアの20%が女性で、女性も大人になると消防団に入ることができます。青少年団には10歳から入ることができ、18歳からは希望すると大人の団に入ることができます。

青少年各団から3人ずつ代表を出して年一回代表会をするそうですが、2人が青少年で1人が大人のリーダーであり、決定権は平等なので青少年の意見・決定権が大きいそうです。また、団体内
でも青少年の意見が反映されるようです。
青少年育成指導者の研修を行っており、この研修期間中は仕事を休むようになるが、給料分の手当てがハンブルク市から出ます。指導者の質が問われることなので大切に考えているそうです。

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ここでは、研修期間中で初めて青少年から直接意見を聞くことができました。
「地域に関して10歳から団活動ができるメリットは何か?」という問いに対して青少年から、
○元から地域は好きだが、地域のために何かをするとつながりが強くなり、誇りとなる。   
○自分たちが「〜地区の消防団」と名乗ることによって地域の名を背負っているという気持ちになる。  
○自分たちが生まれ育った町で、家も学校もあり、そこを守る気持ちになる。
との答えが出ました。

「ユースリーダーが大切にしていることは?」との問いに対しては指導者から、
○子どもの手本として、子どもの前では煙草を吸わない、アルコールを飲まない、人格的な手本となる。でも、青少年の手本にはなっても天使ではないので、青少年に向き合っている時だけやらないようにしている。 
との意見が出ました。

「人を集める工法の仕方」については、口コミが主であり、実際に兄から楽しいよと言われて入団したという子がいました。

「消防団に入って自分の中で一番変わった所」という質問には、
○火に対する怖さを知った。  
○ほかの人がけがをした時などの対応を知った。   
○今までの社会と違う人たちと出会い、互いに助け合うチームスピリットを学んだ。
と青少年が教えてくれました。

地域に対する誇りや愛着を持ちながら、自発的に活動している青少年と出会うことができ、貴重な経験となりました。
この後、消防訓練の体験もさせてもらい、研修期間初のアクティビティーにみんな生き生きとしていました。
Posted by ginmori at 20:18 | この記事のURL | コメント(0)
本宮神社の大杉 [2012年11月08日(Thu)]
島根県企業局源流地域保全支援事業2012年度 温泉津小学校3,4年生37名の三瓶ツアーの締めに、三瓶町志学東上山の本宮神社に連れて行きました。

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島根県天然記念物樹齢800年の杉の見学です。
これぐらいわかりやすいと すでにガイドの役割はありません。

4年生19名は「スギの巨木のまわりを5周すると「ご縁」だ」と、自主ルールを決めて回り始めました。

Posted by ginmori at 00:20 | この記事のURL | コメント(0)
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