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鹿児島タケノコ産地 [2012年10月11日(Thu)]
このたびは、中越パルプ川内工場産のはからいで、竹を納入している、タケノコ農家さんへも視察することができました。

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鹿児島の早採りたけのこはなんと10月から! というのは聞いていましたが、現地を見るのは初めてです。早採れはキロ3000円超、バブルの頃には万円になったそうです。

等高線状に親竹を残し、古い竹を伐採し、竿はパルプに出すようにそろえて切ってあります。この利用の仕組みが鹿児島ならではのうらやましいところ。そうでないところは、ふつう山で燃やしています。なお、ここでは枝葉の一部は、ホウキにも加工されているようです。

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Posted by ginmori at 22:33 | この記事のURL | コメント(0)
間伐材の紙がいいのか [2012年10月11日(Thu)]
製紙メーカーさんの視察をして、浮かびあがった問題が、「間伐材」の紙というブランドです。
山で木を切って仕事をしている人、パルプや製紙にかかわる人、現場の人なら良くわかっていますが、間伐(まびき)も主伐(山の木を全部切って木材に出す)のも、おんなじスギ、ヒノキです。
これが、紙になって流通していく過程で、なぜか「間伐材」だけ補助金がつくから、製造ラインを完全に分けて、成分保証をしなければならないということのようです。

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集荷の段階から山を分けてあります。
国産の木であれば、それ以上の区分けや詮索はいらないと(私は)思うのですが、どっかで政策プランが間違ってしまって「間伐」という言葉が魔法のようにハバをきかせて、そのまま走っているのです。

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そういうふうになってしまったから、メーカーさんはきちんと区分けをして、工場のラインをみても、むこうのが一般?材で、こっち側のが間伐材 らしいけど、はっきり言っていっしょです。
でも、その後、製品になった時のラベルも変われば、補助金?もかわるそうです。
間伐(も!)大事ではありますが、そればっかりしかアピールできないことが、林業業界自体の脆弱さの表れでしょう。


Posted by ginmori at 22:17 | この記事のURL | コメント(0)
製紙工場視察 [2012年10月11日(Thu)]
中越パルプ工業株式会社さんの川内工場をご案内していただきました。
工場敷地20000平方メートル、従業員数600名(関連企業含む)だそうです。

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紙のロールが高速で巻き取られています。
分速1000m、1時間で1本できあがったものを伸ばすと、60kmあるということです!!


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どうも丸いものは見当がつきません。カットした原紙を見て、銀山本1000部はこのくらいあれば大丈夫でしょう。

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ところで、中越パルプさんが力をいれている100%竹紙を 1冊の本の本文全部に使うのは、今回の私たちの企画が全国で最初らしく、メーカーさんからも期待が寄せられているところです。


Posted by ginmori at 17:15 | この記事のURL | コメント(0)
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