平成30年 初釜 ゛松樹(壽)千年翠(しょうじゅせんねんのみどり)”
[2018年01月10日(Wed)]
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
さて、1月5日(金)、今年も「正月の文化体験活動」の一貫で、初釜を行いました。講師は表千家福島千恵子先生です。対象者は、一般の親子の方とクラブの子どもたち、職員です。
上柴公民館の和室は、畳の上に赤い毛氈、茶道具、炉に釜、床の間には”松樹千年翠”の掛け軸がさがり、十二支の戌の正月飾り、花入れには水仙がさされ、お茶室に大変身です。
お茶室は、静かでほどよい緊張感が全体にただよっています。その中で1年生はお運びの子どもたちがきれいな主菓子やお抹茶を目の前に運んでくると、正客の職員の動作をよく見て、真似しようとしながら、いただいていました。
職員が「吸いきり」をすると、N君は「スッ」とお抹茶を最後まで吸いきっていました。職員もびっくりです。
また、4年生のKさんは、お運びやお客としても所作がとてもきれいで、先生も「うつくし、すばらしい」と賞賛されるほどでした。
釜が奏でる松風に気分も穏やかになり、大人も子どもも一年の初めにふさわしい良い時間となりました。
※「松樹(壽)千年翠」とは、禅語で「一年中あまりわかり映えのしない松だが、目立たない無数の小さな変化を繰り返しながら、風雪に訴えて「千年の翠」を保っている。「変わらない」ことが大切ではなく、変化し続けるからこそ、「変わらない」状態を維持することができる「変わらない」ように見えても本当は、着実に成長している。」こと
(S)
Posted by こどもとおはなしの家 at 13:00 | この記事のURL