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こどもとおはなしの家

 NPO法人こどもとおはなしの家では、次のような活動をしています。

  *放課後児童クラブの運営 
  *交流事業 
  *学習会 
  *相談・情報提供
  *講師派遣 
  *調査・研究 


プロフィール

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育つといいね [2013年07月11日(Thu)]
 校庭に着くなり、低学年の子は一斉にウサギ小屋へ駆け出しました。

 CIMG6446a.jpg小屋には、生まれたばかりで目も見えない毛も生えていない、10cm位の赤ちゃんウサギが4羽、横になっています
 「動いている!動いている!」「あそこにもいる、あっちにも」「可愛い!」「4匹いるよ」と、子どもたちは大騒ぎしています。

 職員が「お母さんウサギはどれだろう?」と訊くと、「あの黒いの、寝ているもん」と腹ばいになっている黒兎を指さします。「どうして?」「だってうちのママも寝ているもん」と、子どもはお母さんのことをよく観察しています。

 4羽の赤ちゃんのうち、どういうわけか母親のお腹の傍にいるのは1羽だけで、残りは小屋の4隅にばらばらです。

 騒ぎが収まると、「お母さんから離れ離れでお乳を飲んでいないけど大丈夫かな」「大きくなるといいな」と赤ちゃんを心配しだします。母親は餌の人参をモリモリ食べて水を飲んでいますが、赤ちゃんに近づこうとはしません。

 そこへ4年生のK君が来ました。

 「こうしてみるとウサギの赤ちゃん可愛いね、こっちの赤ちゃん活発だよ」と小屋を覗いた後、赤ちゃんが母親から離れ離れなのを見て、「(これは母親の)育児放棄だよ」「お母さんも問題だけど飼育員もインターネットで(兎の飼い方を)調べればいいんだよ、それをやるのが飼育員の責任だよ」と、鋭いことを言います。

 そして最後にきつい一言。
「(小屋の看板に)“うさぎの家”とあるけど“育児放棄している家”と変えた方が良いよ」

 赤ちゃんウサギが元気で育ってくれるといいんですが、心配です。
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