こどもとおはなしの家

　「一人足りないから、Ｒ、フットベースやらない？」と訊かれた２年生のＲ君、ブランコから離れません。代わりに１年生の女の子が３人参加しました。

　５年生のＫチームにＡちゃんとＭちゃん、ＮチームにＲちゃんです。
まずＮチームが先行で、バッターはＲちゃんです。Ｎ君がピッチャーのＫ君に「１年だから緩く投げろ」と手加減するよう頼みます。「当てろ当てろ」と周りから言われてボールを蹴ると、今度は「走れ走れ！」とベンチから指示が飛びます。足の速いＲちゃん、一生懸命走って一塁セーフ。

　次の打者、３年生のＨ君が３塁へ蹴ると、「Ｒ、（２塁へ）走れ！」と言われてもルールを知らないので１塁ベース近くで立ち止まったままのため、１塁ベース上でＨ君と鉢合わせし、バッターランナーのＨ君がアウト。

　次はキャプテンのＮ君が打者です。Ｎ君が蹴ったボールを、ピッチャーのＫ君がＲちゃんをホースアウトにしようと２塁に投げたところ、２塁手のＷ君が外し、Ｒちゃん一気に２塁から３塁へ。

　さあ、得点のチャンスにバッターボックスに立ったのは、３年生のＫ君です。大柄なＫ君が蹴ったボールは、右中間を大きく破って転々と外野へ。見事なランニングホームランです！！

　この後は凡退が続き、攻守交代。

　キャプテンのＮ君が、「Ｋそこらへん」「キャッチャーはＨ」とポジションを決めます。

　２点先取されたＫチームの先頭打者Ｔ君が、ピッチャーの頭を超すヒットを打ちましたが、Ｙ君はピッチャーゴロ。次の１年生Ａちゃん、第一球は空振り、第二球で蹴りましたが、どういうわけか走らないので、アウト。

　まだルールを知らない１年生たち、面白くなく、やがて３人全員が抜けてしまいました。

　今年の１年生には女の子が大勢いるので、そのうちにチームを作って、男の子チームと対戦する日が来るかもしれません。