介護系NPOの事業高を金額換算してみました。 [2013年08月27日(Tue)]
介護系NPOの力量 [2013年08月26日(Mon)]
NPOの社会的力量 NPOは「世のため、人のため」にある。このことは前提として現状の社会の問題点を改革することを自己の使命にしていることだ。 8月25日のブログで介護保険事業者の主要な事業の約5%をNPO法人がマーケットのシェアをしていると紹介した。 これを分解するとつぎのようになる。 介護保険事業費 総額 約9兆円 介護保険の在宅サービスと施設サービスの割合 約5:5(NPOは施設サービスには入れない) NPOの介護保険マーケット 9兆円×0.5×0.05=2250億円≒2000億円 介護系NPOは介護保険事業として、約2000億円の仕事をしている。介護保険全体からいえば、小さなことだが、何と2000億円である。NPOも大したものだ。 ところが、NPOはそれだけで満足してはならない。介護保険というフォーマル・サービス以外にインフォーラム・サービスこそNPOの真骨頂があるからだ。ここから金額換算ができないので、時間換算になる。NPOが介護保険事業において提供しているサービス時間と同じ時間量をインフォーラム・サービスで提供すればどうか?移動サービス、食事サービス、コミュニティ・カフェ、便利屋などの活動の総時間を総計すればすでにこのような時間のインフォーラム・サービスをしている団体はいくつもあるだろう。すべてのNPOがこのレベルに早く到達しなければならない。 そうすると、そのサービス量を、介護保険の報酬換算をすると約2000億円だ。 さて、要支援1,2の150万人に対してのサービスの総報酬は4千数百億円だ。NPOが頑張れば、この半数のサービスを提供できるということを意味する。 NPOはボランティア、ことに団塊世代のボランティアを大量に確保して、2015年からの変化に対応しよう。 |