10月15日 特別研究会in 済州大学
東アジアにおける親夫婦と子供夫婦が別居する慣行の源流
〜種族文化複合論と照葉樹林文化論の視点から〜
立柳 聡(福島県立医科大学)
・ 韓国全体とは異なり、済州島には、長男であっても子どもが生まれれば親と生計を別にする慣行がある。日本にも同様なことがみられ、隠居性家族と言われている。
・ 岡正雄の種族文化複合論をよりどころにすれば、日本の基層文化は、採集・狩猟民文化の上に、縄文時代に中国南部や東南アジアに起源した照葉樹林文化と深い関係を持つ雑穀や根菜類を主にする焼畑農耕文化が伝えられ、さらに北方アジアから雑穀や麦類を栽培する焼畑農耕文化が伝えられて基盤ができた。その後発達を続け水田稲作農耕が中心となった。
・ 済州島と西日本には大変よく似た文化があるのは、照葉樹林文化という共通の文化的背景のためではないか? 今後の研究に期待したい。
離島の内生的成長を生み出す新産業創出を可能にするサテライトオフィスの可能性
田上敦士(広島商船高等専門学校)
・ 少子高齢化対策として、離島・山間地でのサテライトオフィスが有望だ。
・ 山間部としては徳島県神山町、離島としては宮古島が有望だ。
在日済州郷土親睦会の役割と意義 玄東實(前アシアナ航空副社長)
・ 戦後、東京都足立区元木地区に「為美里人Community」を形成
・ 1948.8「為美里相互会」が20〜30代の19人でスタート
協助:冠婚葬祭、奨学金、貸付金、救済(火災、病気、孤老、失業)、 会員出資:相互Gum叶ン立:相互会の運営資金確保目的。
阪神淡路大震災(1995.1)被災同郷人に義捐金
・ 寄与:故郷災難同胞(4・3事件)救済寄金運動 ミカン苗木寄贈運動:和歌山ミカン300万本・済州島ミカンの島に ・親睦:海水浴バス旅行から始まり、海の家づくりまで