観光まちづくりシンポジウム
日 時: 平成22年2月8日 16:30—19:00
所 : エステック情報ビル 会議室
主 催: 東京都産業労働局観光部
挨 拶: 東京都産業労働局観光部長 小島 昭
基調講演: 「成功する『まち歩き』の住民参加」
〜観光まちづくりの核心に迫る〜
フリー・プロジューサー 茶谷幸治
・ イベントプロデューサーとして「世界リゾート博」、「南紀熊野体験博」、「しまなみ海道博」などを成功させてきたが、2006年には「長崎さるく博」に取組み、成功させることができた。
・ 1990年長崎県博覧会で650万人の観光客を迎えた長崎市は、その後500万人前後に減衰し、危機感を持つに至った。そこから苦心し、新しい観光「まち歩き博覧会」を市民主導で成功させた。
・ 多くの大イベントの後は“ごみ”だけが残り、地元には何も残らないことが気になっていた。
市から相談された後、まちの4人の中核市民と毎晩懇親を続け、先ず4コースの地図作りから始めた。専門デザイナーではなく、地元の人がそれぞれの想いの中で楽しみながら作成した。 その地図でのまち歩きが成功し、市民の核ができ、その核が多くの市民に広がっていった。
・ 本番のさるく博では、
延べ参加者 711.9万人、歩く会 4,479本、マップ 400万枚、経済効果 865億円
・ 博覧会を支えた市民参加は
市民プロデュサー 95名、ガイド、サポーター 395名、のべ市民参加者29,186名
その心は 「遠くより来る朋あり長崎を 自慢たらたら歩かせており」
・ 従来の観光は 対面する観光「客が見る、客が食べる、客が遊ぶ」であった。
これからの観光は 共有する観光「いっしょに見る、いっしょに食べる、いっしょに遊ぶ」
に大きく転換する。
・ 今までの“お客様” これからは“いっしょに”に
周辺新興住宅地から 沢山の市民が参加し、交流し、いっしょに楽しむ時代が始まっている!
今や、日本中に“まち歩きの時代”が展開している。 ウオーキングから観光まち歩き!
・ 米のブロードウエーもニューヨーク子が一番楽しんでいる!!それに皆が引きつられて来る!
“いらっしゃいませ”でやっている限り未来はない!!!
@みずから楽しむ Aいっしょに楽しむ 食を 伝統を 歴史を 自然を 物語を・・・
・ だから まち歩き 自分の時間を自分で楽しむ いっしょの時間をいっしょに楽しむ
・ 09秋『大阪あそぼ』も成功した。 わずか1ヵ月半で68コース、1500人が参加した。
・ お客様のおもてなしの第一歩 もてなし=持てなし=共有する「まちづくり」
・ 基本は “自分の人生は 自分で楽しむ” ことに尽きる
・ 新しい時代が始まっている!!
【エコツーリズムの最新記事】
「文化とは生活である」「文化とは人生である」言う
結論の得られたシンポジウムに行きました。
区民が参加することこそが、継続した文化を作り出すことだ。
ということかなと思いました。そこへどう行政が絡むのかが
問題なのだと思います。金は出しても口は出さないとか・・・などなど。