ご覧下さい。
あの美しい芝に覆われた校庭が”池”です。
朝礼台がこんな感じ。
雨が強くなる中,各家庭へ「自宅待機」の連絡も取れません。
8:00
集まってきたのは,子ども7人と,先生方6人。
教育委員会に連絡を取り,校長先生の携帯へ電話を入れました。
(2階のサンサンルームから種子島の電波をかろうじて拾うみたいです。)
情報が断片的に入ってきます。
・雨がまだひどくなる。
・町内に被害も出ている。
・道路も遮断されている。
8:30
このような情報を元に,職員で話し合いました。
そして「臨時休業」を決めました。
8:40
雨が小康状態になったのを見て,子どもを家まで送ります。
「十分気をつけて。危ないと感じたら学校に引き返すように。」
カバンにも人間にもビニールをかぶせて完全防備。
9:00
この頃には,雨も弱くなり,水も引いてきました。
ここまで来ていたのです。
それにしても,本校が誇る?
「孤立防止衛星通信システム」
ここぞとばかり,使いましたよ。(Y:山下,op:オペレーター)
102番をおして。
Y「緊急です。」
op「どこにかけますか。」
Y「どこって,電話が通じないのです。」
「回線を復旧してください。その担当部署にお願いします。」
op「そちらの登録は?」
Y「大泊小学校です。電話番号は,0994-27-○○です。」
op「電話の故障の場合は,113番にお掛け直し下さい。」
Y「え?」
これって,”緊急時に優先的に相手につながる”のが売りなんです。
こんなやりとりをしていたら,緊急性がないのでは?
このあと,集落の方がみえて,
「役場に電話したい。」
とのこと。
やりとりを聞いていたら,遅い,遅い。
約10分過ぎてようやく役場と連絡が取れたようです。
結局,この電話,113番もだめ,フリーダイヤルもだめ。
電話の発着信制限がぎちぎちにかかっていました。
「使えない。」と言わざるを得ません。
「オペレーターはどこにいるの?国内で緊急事態が起こっていても知らないの?特にこの電話を設置してある地域の情報ぐらいは,把握しておくべきではないですか?」このブログらしくないですが,今回ちょっと声を大にして言ってみました。